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WHOへの台湾の有意義な参画及びWHAへのオブザーバー参加に対する支持について

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共同プレスリリース

WHOへの台湾の有意義な参画
及びWHAへのオブザーバー参加に対する支持


 我々、米国在台協会、日本台湾交流協会及び豪州弁事処は、世界保健機関(WHO)の活動に台湾が有意義な形で参加すること、また台湾が世界保健総会(WHA)にオブザーバーとして参加することに対して支持を表明する。

 台湾は現在、困難な時期にあり、衛生当局は市中感染による初めての重大な脅威に懸命に対応している。しかし、COVID-19に対する台湾の早期の対応、厳格な検査戦略、強力な国境管理措置、およびその情報の透明性は、依然として公衆衛生の分野におけるサクセスストーリーと呼べるものであり、台湾を世界で最も感染率が低い地域の一つたらしめてきた。

 COVID-19の感染者が世界中で増加し続ける中、台湾が5月18日に台北で開催したGCTFフォーラム「ワクチン接種の経験と課題」には、世界中から参加者がバーチャルで出席し、台湾の持つ専門知識が共有されることになった。台湾外交部、米国在台協会、日本台湾交流協会、豪州弁事処及びその他パートナー機関が共催したこのフォーラムは、参加国の医療従事者にベストプラクティスを共有することを目的とするものであった。

 今月初めのG7外務・開発大臣会合コミュニケを含めて、台湾はグローバル健康安全保障の分野における成果に対して然るべき称賛を受けている。しかしながら、本年の第74回WHAが始まったが、我々はまた、台湾が世界の国際保健システムからほとんど排除されているという事実にも気付かされる。

 台湾がWHOのフォーラムや技術会合に有意義な形で参加を果たすことは、台湾に住む2,400万の人々のみならず、我々の国民や世界にとっても有益となるだろう。今回のパンデミックをきっかけに、実用化が期待されているワクチンを含めた、効果的な治療法の研究、開発、生産、供給において、台湾が高い能力を持っていることが浮き彫りとなった。また、今回のパンデミックによって、品質の高い個人用保護具の信頼できるサプライヤーとして、台湾が重要な地位を占めていることも明らかになった。そうした器具を必要としている国に対して、台湾が寄贈を行ったことは、台湾が支援を行う意志と能力を持っていることを示すものであった。

 世界で感染率が急上昇を続ける中で、いかなる人々も国際的な医療ネットワークから排除されるべきではない。新たな感染症を検出するためには、包括的なグローバル監視・早期警告システムを構築しなければならない。ワクチン接種が十分な効果を生み出すためには、いかなる場所でも接種が可能でなければならない。

 したがって、我々はWHAにおいて国際保健コミュニティの全てのメンバーが実質的な参加を果たせるよう要請する。一部のメンバーを排除してしまえば、世界の健康と安全は損なわれてしまうことになる。今こそ、台湾を我々の一員として迎え入れるべき時である。