5月24~25日、当協会は、「ジェンダーに基づく暴力の撲滅」をテーマとした「グローバル協力訓練枠組み(GCTF:Global Cooperation and Training Framework)」のワークショップを台湾行政院ジェンダー平等処、外交部、米国在台協会(AIT)、豪州弁事処、英国在台弁事処、カナダ駐台北貿易弁事処、欧州経貿弁事処、駐台北イスラエル経済文化弁事処と共催しました。
国連女性機関の報告書「陰のパンデミックの測定:新型コロナウイルス感染拡大の中での女性に対する暴力」によると、新型コロナウイルスによって、女性が受ける各種暴力の形態が増加しています。防疫のための都市封鎖の期間中、多くの国でDV等の事案が増加している他、女性や女児を対象とするネット上の性暴力も増加しています。また、「LGBTQI+」の方々が受ける性別に基づく暴力や差別は、他のグループの人達に比べて一層深刻になっています。
こうした中、知見を共有し、あらゆる形の性別に基づく暴力を撲滅するための政策形成を促すことで、女性、女児及び「LGBTQI+」の方々の権利と機会を守っていくことが重要です。
今回のバーチャルワークショップでは、日本から鈴木賢明治大学教授及び北仲千里広島大学准教授を含め、台湾・豪州・米国・英国・カナダ・EU・イスラエル・インド・ベトナム等の専門家がそれぞれ持つ知見を共有しました。
日本台湾交流協会は、GCTFの更なる発展のため、引き続き協力していきます。