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第41回「学習者の発話を最大限に引き出すには-ポスターセッションによる会話授業の試み-」(1月12日)

更新日時

2008年 1月 12日作成
2008年 1月 13日更新

コンテンツ

今回は、松尾慎氏(東海大学)を講師に、「学習者の発話を最大限に引き出すには-ポスターセッションによる会話授業の試み-」というテーマで、研修会を行いました。

 

日  時:2008年1月12日(土)  14:00~17:00

参 加 者:台湾の日本語教育関係者 57名

配布資料:「学習者の発話を最大限に引き出すには-ポスターセッションによる会話授業の試み-」 (PDFファイル:Acrobat Readerが必要です)
注)この配布資料からは、写真、動画など一部の情報を取り除いてあります。研修で実際に使用した資料と内容が異なることをあらかじめご了承ください。


 「クラスの学生数が多い、学習者に発話の機会が充分に与えられない」といった日本語教師の共通の問題に対し、どのような活動を行えば問題解決に繋がるのかを切り口に、ポスターセッションによる会話授業が紹介されました。

 まず、ポスターセッションとは何かについて、その特徴と具体例を元に解説されました。

 次に実際に学習者が作成したポスターを使用してのポスターセッション体験が行われました。その後、体験と学習者の反応を記録した動画(講師が普段の授業を撮影したもの)を観察し、コミュニケーション能力を高める教室活動としてなぜポスターセッションを取り入れるのか、理論面からも説明が加えられました。用意された会話練習ではなく、動きを交えたリラックスした状態での会話が、学習者の発話を促す活動となることが強調されました。

 続いて研修で学んだことを実際の授業に取り入れるための練習として、ワークショップが行われました。グループ毎にポスターのテーマと学習する文型を決め、授業設計をしたあと、自らが作成したポスターを使ってのポスターセッションが行われました。

 最後に学習者のレベルに合わせたポスターセッションの例が紹介され、様々な授業で応用が可能であることが示されました。
 ワープショップ時には、参加者の、楽しんで活動に取り組む姿が各所で見られ、「初めての経験で面白かった」「自分の授業でも是非取り入れてみたい」「具体例をたくさん示していただいたので、大変参考になった」などの感想が寄せられました。講師と参加者の意見交換も積極的に行われ、全体を通して活気溢れる研修会となりました。


 


(講師の松尾慎先生)