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第1回「言語における普遍と特殊-うなぎ文をめぐって-」(4月14日)

更新日時

2007年 4月 20日作成

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今回は、奥津敬一郎氏(東京都立大学名誉教授)を講師にお招きし、「言語における普遍と特殊-うなぎ文をめぐって-」をテーマに、講演会を行いました。


日時:2007年4月14日(土)15:00~17:00

参加者:台湾の日本語教育関係者・日本語学習者 91名

配布資料:「言語における普遍と特殊」(PDFファイル:Acrobat Readerが必要です)


  まず、「ぼくはうなぎだ」という「ウナギ文」について、一番古いとされる「ウナギ文」の言語現象のある『万葉集』や、普段の会話における「ウナギ文」の例、最近のテレビコマーシャルにおける「ウナギ文」のせりふなど、様々な例を出しながら、いかに日本語では、「ウナギ文」が多用されているかが説明されました。
  次に、「ウナギ文論争」と題し、日本語は非論理的で非文法的な言語かという論争に関する様々な論文が紹介されました。
  森有三氏の「日本語には文法がない」という説に対する反論や、講師自身の著書である『ボクハウナギダの文法』の出版以前から既に同様の現象をとりあげていた金田一春彦氏の論説などが取り上げられ、研究の流れがわかりやすく解説されました。
  その後、日本語以外の言語におけるウナギ文の現象について、マンガのせりふを例にとって英語のウナギ文の存在を示し、さらには韓国語や中国語での現象についても多くの例が提示されました。特に中国語に関しては、参加者の関心も高く、中国語の例文に熱心に耳を傾ける姿が見られました。様々な言語に精通している講師のウィットに富んだお話は、反響も高く、「ウナギ文」の研究について更に多くの話を聞きたいという声が参加者からも寄せられました。



(講師の奥津敬一郎先生)