今回は、関宗貴先生(裏千家茶道正教授)を講師にお招きし、「茶道入門」と「正しい浴衣の着付け方」をテーマに、研修会を行いました。
日 時:2008年8月14日(木) 14:00~17:00
参 加 者:台湾の日本語教育関係者 26名
本研修会は、日本語教師のための日本文化体験講座をテーマとして、浴衣の着付け、茶道のお点前拝見、茶道体験を北投文物館と共催で行いました。普段日本語を教えている教師として日本文化に対する造詣も深めたいとの声があり、裏千家淡交会北投協会の皆様の協力を得、今回のような研修会を開催することになりました。
本物に触れる貴重な機会を最大限利用できるよう、参加者全員が3つの体験をしました。
まず初めに浴衣に関して、その歴史を含めた簡単な紹介がされ、基本的な帯の結び方として、貝の口(男性)と文庫結び(女性)の2つを参加者全員で一緒に行いました。その後参加者が男女に別れ、各自が自分で浴衣を着ることに挑戦しました。初めて浴衣を手にする方、勉強したことがあるが忘れてしまった人等様々でしたが、参加者同士助け合いながら全員浴衣に着替えることができました。
次に大広間に戻り、茶道の心『和敬静寂』について学びました。続いて、広間中央に設置された立礼(りゅうれい)を使ったお点前(中国語による逐次通訳付)が披露されました。同時にお菓子とお茶をいただく作法について参加者全員が体験しました。
最後にグループに分かれ、盆手前を体験しました。1つ1つの道具の名前やその持ち方など丁寧な説明を受け、茶道具に対する知識を深めました。
「今回の研修会を通して、茶道により興味を持つことができた」、「身をもって体験できたことは非常に有意義だった」、「今後、学生にも是非紹介できるよう勉強したい」、等、反響の高い研修会となりました。
(講師の関宗貴先生)
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