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第1回「教えること、学ぶこと、そのふり返り」(6月14日)

更新日時

2008年 6月 18日作成
2008年 7月 9日更新

コンテンツ

今回は、松尾慎東海大學助理教授と佐藤貴仁日本語専門家(交流協会台北事務所)を講師として、「教えること、学ぶこと、そのふり返り」をテーマに、研修会を行いました。

日   時:2008年6月14日(土)  13:00~17:00
場   所:慈済大学 校本部(中央キャンパス)
参加者:台湾の日本語教育関係者・大学院生・大学生 30名

 今回はワークショップをメインに、参加者が3つの活動を行いました。まず、「日本語教師としての『ふり返り』と『気づき』」と題した活動を行いました。数人のグループに分かれた後、参加者が日本語教師として、また教師ではない参加者は、通常教師が行っていることを想像して、教師個人が通常していることについて書き出してもらいました。その後、グループでその内容を共有しました。この活動により、各自の教室内外での行動を客観的にふり返ることや、参加者間で意見交換をした結果、各自の考え方や視点がよく理解できたとの感想を得ました。

 次に、参加者の「学習ビリーフ(学習観)」と「教授ビリーフ(教授観)」について考えました。ビリーフに関するアンケートを元に質問に答え、その結果をグループで共有することにより、自身の考えを客観的な視点で捉えること、また他者の「考え」や「信念」を理解し、互いに認め合うこと目的とした活動を行いました。また、実際の授業をDVDで鑑賞し、あるビリーフに基づいた授業がどんなものであるか、そのイメージを具体化しました。

 最後に、教師の参加者は日本語教師として、学生の参加者は学習者として、それぞれ自が抱えている問題点を考える活動を行いました。各自で意見を出し合い、個人の問題を参加者間で共有し、ポスターにまとめて発表しました。この活動を通し、自分自身の問題に対する再認識や他者の問題との類似点・相違点を発見することや、教師・学生それぞれの立場から、普段は聞くことのない双が抱えている問題点などを把握し、共有しました。

 参加者からは、「教師同士や学生も交え、共に様々な問題について話し合ったり、討論したりして勉強になった。」「各教師の教授理念や心得を聞くことができた一方、すでに学んできた日本語教育学を再度検証することもでき、非常に充実した内容だった。」などの意見が寄せられ、今後も継続的な活動を希望する声も多く聞かれました。