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第2回「てまり制作体験とともに学ぶ日本てまりの歴史と文化」(2月17日)

更新日時

2009年 2月 24日作成

コンテンツ

 今回は、NPO法人日本てまり文化振興協会から5人の先生方を講師にお招きし、下記のテーマでお話とてまりの制作をご指導いただきました。

テーマ :「てまり制作体験とともに学ぶ日本てまりの歴史と文化」
講 師 :NPO法人日本てまり文化振興協会講師(てまり作家)
            井上弘子氏、 斉藤京氏、来栖琴子氏、寺沼恭子氏、 大塚典子氏
日 時 : 2009年2月17日(火)  17:00~20:00
参加者 :台湾の日本語教育関係者・大学院生26名
配付資料:講演レジュメ


 今回の講演では、「てまり制作体験とともに学ぶ日本てまりの歴史と文化」と題して、日本てまりの歴史と文化のお話とともに、講師陣の指導の下、参加者によるてまりの制作体験が行われました。

 まず、日本てまりとはどんなものかを知るために、その歴史や文化などが実物や写真集などもまじえて簡単に紹介されました。

 次に、てまり制作の手順が、材料の球に糸を巻き付ける下準備の実演から、手際も鮮やかに紹介された後、用意された下準備済みの球を使った制作体験へと進みました。

 今回の制作体験では、2種類のデザインが用意され、参加者は二手に分かれて制作指導を受けましたが、デザインは同じでも、参加者それぞれが好みの色の糸を選んで作ることができたので、最後には様々な色合いのてまりが仕上がりました。

 制作中の会場は、静かながら真剣で熱い気に満ちており、講師陣全員が参加者の制作具合に目を配り、適宜、説明と制作補助を繰り返しながら会場内を巡回して下さったため、必要なときにすぐに補助が得られたので、参加者は気持ちが途切れることなく、終始制作に集中できていたようです。単なる紹介だけでなく、参加者全員に実際に作ってもらったことは、てまりの美しさの裏にある繊細で奥の深い匠の世界にまで思いをいたらせて理解を深めてもらうことができたのではないかと思われます。完成後、参加者は各自の作品を見せ合い、満足げに持ち帰っていきました。

 以上のように、これまでは見聞きするだけにとどまることが多かった文化講演に比べて、今回は、講師陣の懇切丁寧な指導の下に実際に制作体験ができたことが高く評価され、参加者の満足度も高かったようです。「今回の経験は台湾では珍しく、大変貴重なものだった」、「日本文化がもっと理解できた」、「日本が独自の伝統文化を大切にしていることをあらためて認識した」、「台湾人にも紹介していきたい」などの他、「良かった」、「面白かった」「勉強になった」という感想が多数寄せられました。


(てまり作家の先生方)


日本てまり)


(制作指導の様子


(制作指導の様子)


(完成後の様子)