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第4回 「書く力をつける―短冊作文,リレー作文等―」(2月27日)

更新日時

2010年 3月 3日作成

コンテンツ

2009年度第4回東部地区日本語教育研修会:報告

日時:2010年2月27日(土)13:00~16:00
場所:慈済大学校本部教学行政大楼2階第三教学研討室
テーマ:書く力をつける―短冊作文,リレー作文等―
参加者:台湾の日本語教育関係者6名

 2009年度第4回目の東部地区日本語教育研修会は第1回から参加されている先生,また台北や台東で日本語を教えていらっしゃる先生方の参加もありました。

 まず,「短冊作文」についての紹介がありました。A4を4等分した短冊を用意し,一枚の短冊に一文のみ書くというルールのもと,進めます。さまざまな進め方が考えられますが,一例として,今回は以下の内容で行われました。

  1.グループごとに新聞記事を一つ読んでもらう。
  2.読み終わった後,教師役が質問をし,学習者役がそれに答えて短冊に書いていく。
  3.新聞記事について思ったこと等を書いてもらう。
  4.短冊がたまったら,事実と感想・意見とに分ける。
  5.短冊を並べていく。その際,短冊と短冊をつなぐことば(接続詞)について必要かどうか,必要ならばどんな接続詞が必要か考える。
  6.(原稿用紙等に書く必要があれば)短冊を並べおえたら短冊に書いたこと,5.で考えたことを書いていく。
    ※4.以降については,個人で行うよりもグループで意見を出しあいながら進めていくのがいいでしょう。

 次に,「リレー作文」についての簡単な紹介がありました。4~5人のグループで,何かの話の最後を短冊作文同様,一人一文限定で書き,次の人にリレーしていくのもいいですし,最初と最後だけを予め指定し,その間を自由に書いていくというのもいいでしょう。これもさまざまなアイディアが考えられるので,学習者数やレベルに柔軟に対応して進めていくことができるのではないかという話がありました。

 最後に,参加者からは「いろいろと勉強になりました。これから短冊とか、リレーとか作文の授業法を実践してみたいと思います」「今まで自分がやってきたこととは違う試みをいろいろ教えていただき、とても新鮮でした」「習った作文の書き方は生徒にやってみます」等の意見がありました。