2017年1月から9月までの間におけるデータ(暫定値)を基に作成した台湾の安全情報を以下のとおりお知らせいたします。
1 社会・治安情勢
一部の団体等による抗議活動が行われましたが、一部の団体によるものであり、一般市民全般の対日感情が悪化しているとは言えません。
2 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
(1)傾向
内政部警政署の発表によれば、2017年1月から9月までの間における刑法犯の発生件数は222,658件と、前年同期(2016年1月から9月までの間)と比較して0.8%増加しました。凶悪犯罪のうち、強盗及び強制性交はいずれも前年同期と比較して減少(殺人は微増)していますが、発生件数は人口比において日本より高いので外国であることを忘れずに注意する必要があります。
また、これまでも当所から注意喚起を行っておりますが、当地在留邦人が振り込め詐欺の被害者となる事案が報告されておりますので、十分ご注意ください。
なお、主な犯罪の発生件数は、以下のとおりです。
刑法犯総数 222,658件(前年同期比 0.8%増)
うち殺人 303件(前年同期比 2.3%増)
うち強盗 225件(前年同期比 6.3%減)
うち強制性交 245件(前年同期比 41.6%減)
(2)邦人被害事案
邦人に対する殺人・強盗等凶悪犯罪の通報はありません。
3 テロ・爆弾事件発生状況
把握されていません。
4 誘拐・脅迫事件発生状況
邦人に対する誘拐・脅迫事件の通報はありません。
5 日本企業の安全にかかる諸問題
凶悪事件に関する通報はありません。
(了)