1. 「21世紀東アジア青少年大交流計画(JENESYS2.0)」は、日本経済の再生に向けて、我が国に対する潜在的な関 心を増進させ、訪日外国人の増加を図るとともに、クールジャパンを含めた我が国の強みや魅力等の日本ブランド、日本的な「価値」への国際理解を増進させることを目指すことを目的とした青少年交流計画です。2014年3月末までに、台湾の高校生・大学生・大学院生、約300人を日本へ招聘します。
2. 本プロジェクトの第一陣として、6月3日(月)から10日(月)までの8日間、台湾のマスコミ学・メディア学に関心をもつ台湾の大学生・大学院生30人が訪日します。彼らは東京と千葉を訪問し、日本の様々な分野にわたる理解を深め、また、学校交流やホームスティ等を通じて、日本の社会・文化を体験します。今回の訪日を通じて、彼らが日本のマスコミ及びメディアについて理解を深め、これからの日本と台湾の架け橋になることが期待されます。
3. 今回の「21世紀東アジア青少年大交流計画(JENESYS2.0)」は、約1.1億円の日本外務省拠出金を財源としており、亜東関係協会、台湾教育部、財団法人中華経済研究院等の台湾側関係者の協力を得て、実施するものです。日本政府及び交流協会はこれまでも継続して日台青少年交流の促進に取り組んできましたが、本プロジェクトは、日本政府が直接拠出する大規模な日台青少年交流事業です。
4. 6月4日(火)、東
京にて本訪日団のオリエンテーションが行われました。冒頭、日本側を代表して、小松道彦・公益財団法人交流協会東京本部総務部長より、東日本大震災の際は台湾の皆様から多くの支援をいただき、台湾という真の友人がいたのだと感動した、是非今回の訪日プログラムを通じて日本で得た成果を台湾の家族や友人に伝えてほしい、そして是非日台間の相互理解を促進してもらいたい、と挨拶しました。
次に、訪日団の団長である胡嘉智(こかち)台湾世新大学コミュニケーション管理学科准教授より、米国と中国という2大国の間において、今後特にメディアの果たす役割が重要になってくる中で、台湾のマスコミ志望の青少年が日本を訪問し、国際的観点から視野を広げ、戦略的に思考する機会を得ることは大変有意義であり、日本政府、交流協会、中華経済研究院、JICEからの絶大なるご支援に対し心から感謝する旨の挨拶がありました。
最後に、王鴻鳴(おうこうめい)台北駐日経済文化代表処教育組秘書より、台湾側を代表して、日本政府及び交流協会に感謝する、台湾の大学生・大学院生の皆様におかれてはこのまたとない貴重な機会を利用してしっかりと日本の皆様と交流し、日本に対する理解を深めるようにとの挨拶がありました。
小松道彦・交流協会総務部長による挨拶
胡嘉智(こかち)台湾世新大学コミュニケーション管理学科准教授と小松道彦・交流協会総務部長