台湾への緊急支援
平成21年8月11日
財団法人交流協会
1.台湾では、台風8号(モーラコット)により、各地で大雨による堤防の決壊、浸水等の被害が生じている。11日午前11時現在、台湾当局の発表によれば、人的損害としては死者41名、行方不明者62名、負傷者35名、物的損害として道路損壊等の被害が232箇所、浸水地区が15地区、堤防損壊が60箇所となっている。また、現在も水道、電気、ガスの不通など住民の生活に影響を与えている他、農林水産業の被害が約145億円(約50億台湾ドル)となるなど、現地メディアは今回の台風8号の被害を「過去50年で最悪の被害」と報じている。
2.今次災害の甚大さにかんがみ、人道上の観点から支援を行うことが適当と考えられることから、本日、台湾側に対し、1000万円の支援が行われることとなった。本件支援は、交流協会を通じて亜東関係協会に対して行われ、台湾における被災者のために役立てられることとなる。
3.なお、10日、当協会会長、理事長及び台北事務所代表より、今般の災害により被害を受けた方々にお見舞い申し上げるとともに、一刻も早い復興をお祈りするとの趣旨の見舞い状をそれぞれ台湾側に発出している。