【11月の日本語専門家派遣事業の報告】
○11月14日(火):国立台湾科技大学(学生対象) 担当:細田敬子専門家
「日本事情」という選択授業で茶道体験を行いました。この授業は台湾大学、台湾師範大学の学生も履修でき、38名の学生が参加しました。茶道の精神、歴史、作法などの理解を深めた後、実際にお茶を点てて飲む体験をしました。ほとんどの学生が抹茶を飲むのは初めてで、「苦い」「点てるのが難しい」「作法が覚えられない」といった声が聞かれましたが、各々、「おもてなし」の気持ちでクラスメートにお茶を点てていました。
○11月20 日(月)・21日(火):国立馬祖高校(学生対象) 担当:藤田智彦専門家
觀光餐飲学科の1・2年生の特別授業として茶道体験と浴衣体験を行いました。20日の茶道体験には16名の生徒が参加し、お茶を実際に点てて飲んでみる体験をしました。飲む際には、両手を揃えて「おさきに。」「お手前頂戴致します。」など相手に配慮する日本語表現も一緒に学びました。21日の浴衣体験には31名が参加し、グループで協力しながら裾上げや帯締めに挑戦しました。時間内に全員着ることができ中庭で写真撮影をすると、中庭に面した教室や廊下に生徒たちが出てきて歓声を上げ、学校全体で一緒に日本の文化を楽しんでいました。
〇11月23日(木):中原大学(学生対象) 担当:細田敬子専門家・藤田智彦専門家
校外学習とした当協会に訪れた学生を対象とした浴衣体験を行いました。台湾の学生だけでなく、インドネシア、タイ、ペルー、日本から30名の留学生が参加しました。浴衣クイズや着方の説明を受けた後、ペアで浴衣の着付けを行いました。初めて浴衣を着る学生がほとんどで、どの浴衣を着るか選ぶのも嬉しそうでした。思い思いのポーズで写真を撮っている学生も多く楽しい体験になったようです。
〇11月26日(日):国立陽明交通大学(学生対象) 担当:細田敬子専門家
25日(土)、26日(日)陽明交通大学で「日本語道場」というイベントが開催され、26日(日)細田専門家が「原稿を作って発表する」コーナーを担当しました。スピーチの構成や表現を学んだ後、各自台湾の社会問題をテーマ設定し、原稿を作って発表しました。このイベントは陽明交通大学の学生中心に近隣の大学生合わせて30名参加し、日本語を使った活動を通して刺激し合い交流を深めていました。
当協会では、日本語授業の支援、日本文化体験機会の提供および日台交流活動の促進のため、日本語専門家を派遣しています。詳しくは
こちらをご覧ください。