本文へスキップします。
よく検索される語
2024年03月15日
お知らせ台北
3月3日、当協会台北事務所主催で短歌についての講演を行いました。講演に合わせて「台湾短歌大賞」と題し、台湾についての短歌作品を募集したところ、278首の作品の応募がありました。歌人の三原由起子さん、台湾大学日本文学科の朱秋而教授、台湾歌壇事務局長の三宅教子さんらにも選考に加わっていただき、厳正なる選考の結果、応募作品の中から優れた作品8首が選出され、当日出席できた4人の方に賞状と副賞をお渡ししました。当日は、今回の事業にご後援をいただいた台湾日本人会・日台交流部会の村田温会長にもご出席いただきました。 講演には、三原由起子さんをお招きし、歌人でもある当所服部崇副代表と対談形式で短歌の魅力についてお話しいただきました。対談の中で三原さんからは、「短歌は、(自身にとって)感情を表現するのに適した詩形で、紙とペンがあれば誰でも作ることができるのも魅力」とお話がありました。服部副代表からも、普段どのように短歌を作っているか、言葉の選び方などについて紹介がありました。来場された皆さんの創作のヒントになっていたら幸いです。 最後に、当日ご来場くださった皆さんの応募作品への講評やアドバイスを行いました。参加者同士は知り合いではありませんでしたが、短歌を通じて交流が生まれ、会場があたたかい雰囲気に包まれました。 改めて、今回の事業へご協力いただきました方々及び素敵な作品をご応募いただきました方々へ感謝申し上げます。また、受賞者の皆さま、おめでとうございます。 ***** 受賞作品 ***** ▪️台湾短歌大賞▪ 花燈を下げ手つなぎて娘(こ)とゆきし元宵の宮いま杖とゆく️ (台中・林聿修さん) ▪日本台湾交流協会台北事務所代表賞▪ ️淡水に柔らかく降る春雨を集めてきみと作る阿給️ (日本・遠藤雄介さん) ▪日本台湾交流協会台北事務所副代表賞▪ ️阿里山鷲、雲海の果てに、手を伸ばし、昨日の約束、花の朝露️ (新北・曹立徳さん) ▪️日本台湾交流協会台北事務所副代表賞▪ 台南の空気は甘い箸持って空中に振って綿飴ゲット️ (台南・杜宜庭さん) ▪日本台湾交流協会台北事務所広報文化部長賞▪ ️あたたかい台湾だから人もまた豆花みたいなやさしさがある️ (日本・冨田真純さん) ▪台湾日本人会賞▪ ️ルーローファン異国の地より戻り来て故郷の味と舌鼓打つ️ (台北・藤本紀子さん) ▪台湾歌壇賞▪ ️しゅぽしゅぽと畑を走る五分車は糖都虎尾のど甘い記憶️ (雲林・李玉璽さん) ▪日台交流賞▪ ️少年ら片瀬の浜で円になり故郷偲んで「椰子の実」歌う️ (日本・石川公弘さん) ***** 全作品一覽 ***** 応募作品一覧
一覧はこちら