本文へスキップします。

【全】言語リンク
【全・日】検索フォーム
検索キーワード
【全・日】ヘッダーリンク
【全】言語リンク-SP
【全・日】検索フォーム-SP
検索キーワード
よく検索される語
【全・日】ヘッダーリンク-SP
承認:エディタ
検索候補
ページタイトル

新着情報

新着情報(日本語)

2024年03月28日

活動報告(写真)高雄

【高雄事務所】北斎漫画の魅力を紹介する講座を実施しました!

 3月9日(土)、高雄市駁二地区において、北斎漫画の魅力を紹介する講座を実施しました。講師には、すみだ北斎美術館(東京都墨田区)の主任学芸員として、葛飾北斎や浮世絵などにも造詣の深い奥田敦子氏にお越しいただき、「葛飾北斎の人生と北斎漫画の魅力」について講演いただきました。
 同美術館がある場所は、葛飾北斎が生まれたところと伝えられており、まず、絵師として90歳まで生きた北斎の人生について、生涯で使用した画号や主な作品とその特徴、70代で刊行した冨嶽三十六景などについて紹介しました。次に、北斎漫画の刊行のきっかけや、北斎漫画の「漫画」が意味する「漫然と描く」という名の通り、各編ごとに描かれた庶民の日常、人物、自然、動植物、伝説上の事物、建築物などあらゆるものが漫然とおさめられていること、ゴーギャンなどフランス後期印象派画家や、手塚治虫や松本零士、水木しげるといった現代日本の漫画家たちにも影響を与えたことなどを紹介しました。
 質疑応答では、葛飾北斎が生涯で画号を30回も変えた
理由や、幕府の浮世絵弾圧が北斎へ与えた影響の有無など細かい質問が出され、参加者の熱意が感じられました。また、最後のおさらいクイズコーナーでは、正解者に北斎グッズが贈呈され会場が盛り上がりました。
 講座に参加いただいた皆様、御協力いただいた高雄市政府文化局の皆様、ありがとうございました!
 同じく駁二地区では、国際交流基金巡回展「マンガ・北斎・漫画」が4月28日まで開催中で、日本の現代のマンガと、『北斎漫画』との接点や相違点を通して、日本のマンガ文化の魅力を紹介していますのでぜひお楽しみください。
 また、すみだ北斎美術館の近くには東京スカイツリーや浅草寺などがありますので、東京旅行の際はぜひお立ち寄りください。