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2024年06月11日
お知らせ台北
【5月の日本語専門家派遣事業の報告】 ○5月2日(木):台中市立第二高校(学生対象) 担当:藤田智彦専門家 3年生41人が日本の伝統衣服について学んだ後、浴衣を着てみる体験をしました。生徒からは「着るのはちょっと面倒くさい」「思ったより暑い」などの感想のほか、「男性の浴衣は黒っぽい色が多く、女性のは明るい色で花柄が多い」という違いに気付いたり、「タピオカ柄の浴衣が着てみたい」「台湾で着るならもっと薄い生地のがいい」など台湾らしい浴衣のアイデアも聞かれました。 〇5月9日(木):玄奘大学(学生対象) 担当:細田敬子専門家 4年生の日本語クラスで9名の学生を対象に就職面接の日本語とマナーについて講座を行いました。まず、第一印象の大切さ、服装、面接会場への入室から退出の流れを説明した後、講師による「悪い例」を見てもらいました。その後、学生がペアになり実践的な練習を行いました。既に、面接を体験した学生もいましたが、ほとんどの学生は初めてで、視線に戸惑っている様子も見られました。学生からは「面接のマナーが学べた」「面接試験に役に立つ内容だった」「日本の企業文化、マナーをもっと知りたい」という感想がありました。 〇5月23日(木):桃園市立中壢家事商業高校(学生対象) 担当:藤田智彦専門家 第二外国語で日本語を学ぶ2年生19人が茶道体験を行いました。はじめにお茶に関するクイズに挑戦して理解を深めた後、お茶の点て方・飲み方、そして茶会でよく使う言葉を確認しました。一通り練習した後、グループごとに主客の担当を決め、「お先に」「お手前頂戴いたします」などと言いながら、お菓子を食べ、お茶を楽しんでいました。抹茶の苦さに驚いていた生徒もいましたが、甘いお菓子の後の抹茶の苦さは思いのほか好評でした。また、「日本と台湾のお茶の飲み方は大きく違うことがわかりました。」「次回は違う日本文化を体験する機会があればいいなと思っています。」と日台の文化の違いに気づく生徒や日本文化に興味を持ってくれた生徒もいました。 ○5月30日(木):台中市立立人中学校(学生対象) 担当:藤田智彦専門家 3年生の3クラス合計75人が合同での特別活動として浴衣体験を行いました。浴衣の着方や帯の結び方を動画で確認し、生徒をモデルにデモンストレーションした後、男女それぞれ3~4人が一組となって交替で浴衣を着ました。女子生徒は裾を適度な高さに上げたり、おはしょりを整えたりするに手こずる一方、男子生徒は帯結びの貝の口を作るのに試行錯誤を繰り返していましたが、他のグループの上手な生徒や先生に積極的に協力を求めて、時間内に希望者全員着ることができました。最後に浴衣のたたみ方も紹介でき、みんな見よう見まねで一生懸命きれいにたたんでくれました。 当協会では、日本語授業の支援、日本文化体験機会の提供および日台交流活動の促進のため、日本語専門家を派遣しています。詳しくはこちらをご覧ください。
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