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2024年08月29日
活動報告(写真)高雄
世界的に有名なNHK交響楽団が高雄市で初めて演奏会を行った8月24日、衛武営国家芸術文化センターでの公演に先立ち、同楽団の金管楽器奏者5名が高雄市中正国民小学校を訪問され、吹奏楽クラスの児童たちと音楽交流会を行いました。 冒頭、トランペット首席奏者の長谷川さんは「台湾も日本同様、吹奏楽が盛んだそうですね。自分も小学生の時からトランペットを習っていたので、皆さんの演奏を楽しみにしていますし、私たちも一生懸命皆さんに金管五重奏をお届けしたいと思います」と挨拶しました。 中正国小の陳校長は、「本校の吹奏楽部の子どもたちにとって、まだ小学生なのにNHK交響楽団のような世界的に有名な交響楽団の音楽家の方々の演奏に触れられることは、大変貴重な機会であり、このような交流会が実現して本当にありがたい」と謝意を表しました。 まず中正国小の児童たちが木管五重奏と金管五重奏を披露し、続いてNHK交響楽団奏者が金管五重奏を披露しました。そして、中正国小の児童たちとNHK交響楽団の奏者が同じステージで「崖の上のポニョ」を合奏しました。息のぴったり合った素晴らしい演奏でした。 質疑応答では、生徒たちから楽器に興味を持ったきっかけや、どのような練習をすればN響奏者のように上手になれるのか、舞台での緊張をどう克服すればよいか、といった質問が出され、NHK交響楽団の奏者の皆さんは一つ一つ丁寧に答えられていました。 高雄市中正国小の吹奏楽クラスの児童たちは、台湾の教育制度に導入されている特別クラスの試験に合格して入学し、毎年吹奏楽コンクールで優秀な成績を収めており、今年2月には高雄ラバーダック展示会の閉幕式でも演奏を披露しました。今回の音楽交流会は、子どもたちにとって、演奏家としての今後の成長につながる大きな経験となったのではないでしょうか。
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