【1月の日本語教育支援事業の報告】
○1月10日(金):日本語専門家派遣事業(彰化市南郭小:学生対象) 担当:藤田智彦専門家
彰化市にある南郭小で日本語や日本文化を学ぶクラブ活動の時間に東京の駅や観光スポットについて紹介しました。クラブ活動には2年生から6年生まで26名が参加していて、今学期は山手線の駅名を題材にひらがなを覚えたということでした。そこで、当日は上野駅なら動物園とパンダ、渋谷駅ならハチ公など訪日客に人気の観光スポットを写真と共に紹介し、組み合わせて遊ぶゲームをしました。クイズを楽しみながら、駅名で文字と音を確認し、さらに東京の観光スポットの知識も増えたため、日本に旅行で行きたいという気持ちがさらに高まったようでした。
○1月10日(金):日本語専門家派遣事業(彰化市南興小:学生対象) 担当:藤田智彦専門家
南郭小での活動の後、同じ彰化市にある南興小へ移動し、音楽の時間にラジオ体操を紹介しました。参加したのは5年生28名で、日本では全国各地で行われていること、そして近年は高齢者などのために座ったままできるものもあることに驚きの声を上げていました。授業では日本語で1から8までの数字の読み方を練習した後、映像で動きを確認し、分割して少しずつ練習した上で、ラジオ体操のリズムに合わせてみんなで一緒に体を動かしました。数字の発音のよさも抜群でしたが、体操も1度しか練習していないのに、みんなスムーズに体を動かしていました。最後に生徒のみなさんから台湾の体操も紹介してもらい、日台の国民的な体操をお互いに知る機会となりました。
○1月21日(火):第2回日本語・日本文化体験講座(基隆) 担当:藤田智彦専門家
基隆市にある国立基隆高校を会場に高校生が日本語と日本文化を学びました。参加したのは国立基隆高校と基隆市立中山高校の生徒24名で、日本語ネイティブのボランティア6名がサポートしてくれました。午前中は日本語を使って自己紹介をして交流を深め、日台の年末年始の過ごし方について意見交換をしました。そして、午後はみんなで餅つきをして、「きな粉」「磯部」「ずんだ」といった和風の味付けでもちを試食しました。さらに絵馬作りやおみくじの体験もして、日本のお正月の文化を楽しみました。参加した生徒からは、「日本のお兄さんやお姉さんたちと交流することができて、とても嬉しかったです。」「初めて日本人と話しましたが、言っていることが少し理解でき、話の概要もつかめました。」など、参加した高校生からは日本語ネイティブとの交流を楽しみ、日本語学習の達成感を味わった様子が窺えました。