(記者)別件で、TPPについて、先週中国が加入申請したばかりですが、台湾が加入申請したことが明らかになりました。このことについての受け止めをお願いします。
(大臣)台湾は我が国にとって、自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった基本的価値を共有して、密接な経済関係を有する極めて重要なパートナーです。
また、かねてからTPPへの加入申請に向けた様々な取組を台湾は公にしてきていると承知しており、そのような台湾が今般加入申請を提出したことを、我が国としてまずは歓迎したいと思っております。
その上で、これまでも申し上げていることでありますが、TPP11、これは市場アクセスの面でも、ルールの面でも、高いレベルの内容となっておりまして、我が国としては、加入申請を提出した国、また、台湾のようなエコノミーが、TPP11のこうした高いレベルを完全に満たす用意ができているかどうかについて、まずは、しっかりと見極める必要があると考えております。
加入申請を提出したエコノミーの扱いについては、他の参加国ともよく相談する必要がありますが、我が国としては、戦略的な観点や国民の理解も踏まえながら、対応していきたいと思います。