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2010年 10月 26日作成

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 経済部が9月23日に発表した最新の工業生産動向によると、8月の工業生産指数は前月比▲0.50%の128.22、製造業生産指数は前月比▲0.61%の131.06と前月よりは低下したものの、両者とも前月に次ぎ過去二番目の高水準となった。電子部品業における海外からの受注増加、円高の影響により他の業種でも台湾に受注を振り替えていること、大型工場の資本支出が増加したことから、前年同月比ではそれぞれ+23.40%、+24.69%となった。また、1~8月の累計では、工業生産指数が前年同期比+32.70%、製造業生産指数が同+34.95%となり、両者とも1953年統計開始以来最大の増加幅となった。
 蔡美娜・経済部副統計長は、8月は、鬼月(旧暦7月で、台湾では大きな買い物等を控える風習がある)による自動車市場の不振や台湾プラスチックの第六ナフサ工場の火災事故により、自動車産業、石油化学業はそれぞれ前月比▲14.91%、▲17.63%となったと分析している。一方、 電子部品業、機械設備業及び基本金属業は安定した成長となっており、特に、電子部品業では生産指数が200.85、前年同月比+29.59%と過去二番目の高水準となったが、同氏は、世界的なIDM(垂直統合型デバイスメーカー)からの受注が増加したほか、CO2削減や省エネルギーが世界的に推進されていることを受けて太陽エネルギー産業や半導体分野での生産が拡大したと説明している。



 工業生産指数の前年比伸び率(製造業業種別)[PDFファイル]