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2010年 9月 27日作成

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 経済部が8月23日に発表した最新の工業生産動向によると、7月の工業生産指数は128.62(前年同月比+20.70%)、製造業指数は131.63(前年同月比+22.22%)と両者とも5ヶ月連続で過去最高を更新した。1~7月の累計では、工業生産指数は前年同期比+34.22%、製造業生産指数は同+36.65%と、両者とも1953年以来最大の増加幅となった。経済部は8月の工業生産も引き続き拡大するとみている。
 製造業の業種別では、7月の電子部品業指数が203.25と5ヶ月連続で過去最高となり前年同月比の伸び率でも+33.31%となっているが、蔡・経済部副統計長は、主に消費性電子商品の売れ行きがよく、海外の大手メーカーからの委託生産受注の増加により半導体の生産稼動率が高水準にあり電子部品業ではフル生産を続けていること、パネルに対する世界的な需要増加に加え、光電産業の先行きが明るい状況であることによるものであると説明した。
また、機械設備業については、世界景気の回復により新興市場からの受注が増加し続けていること、欧州市場での購買意欲が回復してきていることに加え、半導体、パネルメーカーからの生産設備増強のための受注がフル受注となっており、機械設備への需要が盛り上がっていることから、7月は121.56(前年同月比+64.02%)となった。
 一方、7月の建築業では同▲24.03%と5ヶ月連続の低下となった。これについて、蔡副統計長は、不動産市場全体が均衡した成長となっておらず、北部は活況となっているものの、中南部には余剰不動産が多いため建築案件が減少していることが理由と説明した。
 そのほか、蔡副統計長は、注目すべき点として、石油及び石炭製品業では▲1.04%、化学材料業も+3.86%の増加にとどまり、両者ともにここ1年間での最低水準となったことについて、第六ナフサ工場の火災事故は川中、川下産業への原料供給に影響を与え減産をもたらしているが、これに加えて中近東、大陸の新規生産設備が稼動したことも影響していると分析している。


 工業生産指数の前年比伸び率(製造業業種別)(7月分PDFファイル)