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2010年 8月 25日作成

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 経済部が7月23日に発表した最新の工業生産動向によると、輸出及び民間投資が好調であることを受け、6月の工業生産指数は125.71(前年同月比+24.33%)、製造業指数は128.43(前年同月比+26.22%)となった。工業生産指数及び製造業指数とも4ヶ月連続で過去最高を更新したほか、8ヶ月連続の二桁成長となった。今年の1~6月の累計では、工業生産指数、製造業生産指数の伸び率は前年同期比でそれぞれ+36.96%、+39.61%と、1953年の調査開始以来最大の増加率となった。
製造業の業種別では、電子部品業が同+43.48%の大幅増となったが、経済部は、最終製品市場の景気が楽観視できる状況であり、新興国からの引き合いが強いほか、世界的なIDM(垂直統合型デバイスメーカー)工場からの受注も増加しているため、一部の重要部品の供給がタイトとなり、半導体、パネル、印刷基板や光電材料の持続的な増産をもたらしていることから、今年の上半期では+68.60%となる見通しであると指摘した。
 そのほか、注目すべき点として、基本金属業については、市場において機械設備への需要が喚起されているが、蔡・経済部副統計長は海外からの受注は顕著に増加しているほか、国内においても民間投資の活発化による受注が盛り上っており内外需ともに好調となったことから、6月の機械設備生産は+68.51%、1~6月の累計では前年同期比+63.70%となったと説明した。また、同副統計長は、中国の不動産投資引締策と鉄鋼価格の下落が鉄鋼市場に衝撃を与えたものの、国内の鋼鉄工場のボイラーの保守・点検が終了し生産稼動率が大幅に引き上げられたことに加え、政府の公共工事及び民間電子製品業者からの受注増加が、中国の不動産投資引締策によるマイナス面の影響を上回ったため、6月の基本金属業は+17.76%となったと分析している。
 製造業生産高動向指数が51.39となったことについて、蔡副統計長は、7月の製造業生産も引き続き安定した成長を維持される見通しであり、今年上半期のアジア主要国の工業生産との比較では、台湾はシンガポール(1~5月+45.1%)に次いだものの、韓国(+23.7%)、日本(+25.7%)、中国(+17.6%)を大幅に上回ったと指摘した。

 工業生産指数の前年比伸び率(製造業業種別)[PDFファイル]