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2010年 10月 26日作成

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 経済部は9月23日、最新の商業動態統計を発表した。景気回復のほか、新学期の始まりや父の日(8月8日)といった季節的な要因から、8月の商業営業額(卸売、小売及び飲食レストラン業)は1兆1,560億元、前年同月比+6.34%と、単月の金額としては1999年の調査開始以来過去3番目の高水準となった。8月の小売業及び飲食レストラン業の営業額はそれぞれ2,948億元、300億元と両者とも単月としては過去6番目の高水準となった。1~8月の累計では、小売業が2兆2,854億元、飲食レストラン業が2,326億元と両者とも同時期としては過去最高を更新した。蔡美娜・経済部副統計長は、小売業、飲食レストラン業の両業種は民間消費動向を直接反映するものであり、今年の民間消費動向は安定した回復を示しているとの認識を示した。
 8月の小売業営業額の中では、燃料業が石油商品の値上げ及び使用量の増加により同+11.44%と最も伸びが大きく、次いで文化教育娯楽用品業が新学期の始まりや父の日により文房具や運動器材の需要増加により同+11.33%となった。8月の飲食レストラン業の営業額は中国観光客の増加、株式市場の活況及び景気の回復により300億元となったが、このうち、飲料店が同+9.93%と最も伸び率が大きく、次いで弁当などを扱うその他飲食レストラン業が+8.72%となった。蔡副統計長は、夏休みの旅行シーズンによる海外旅行及び大陸観光客の増加が航空機内食業者の売り上げを押し上げたと分析している。
 特に、注目すべきこととして、猛暑による「冷商機」が盛り上がったことである。8月のコンビニの営業額は206億元と2ヶ月連続の高水準となっており、蔡副統計長は、猛暑が冷たい物や夏向けの軽食の消費増をもたらし、コンビニの売上の好調につながったと説明した。また、8月の百貨店の営業額は181億元、前年同月比+8.07%となった。これに関し、蔡副統計長は、百貨店は2002年~2007年の年間平均伸び率は僅か+4.5%であったのに、今年8月の増加幅が+8.07%となったことは景気回復や民間消費の意欲の活発化に加え、比較となる昨年の水準が低かったことによるものであると分析した。



 商業動態調査[PDFファイル]