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2011年 2月 25日作成

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 経済部は1月24日、最新の商業動態統計を発表した。12月の商業営業額(卸売、小売及び飲食レストラン業)は1兆1,962億元、前年同月比+6.15%となり、単月の金額としては統計開始以来の2番目の水準となった。これは、主に飲食レストラン業の営業額(293億元、前年同月比+10.92%、特にレストラン業が同+11.82%)が大きく増加したことによるものであるが、蔡美娜・経済部統計処副統計長は、株価は9,000ポイント近くまで上昇したほか、結婚者数と来台観光客数の増加が飲食レストラン業の活況をもたらしたと説明した。
 12月の小売業の営業額は3,131億元、前年同月比+3.03%となり、金額では過去最高となった。このうち、自動車・パイク及び部品業は昨年は一貫して業種別の伸び率で首位を維持してきたが、一昨年12月に自動車貨物税の減税措置終了による駆け込み需要があり前年同月の水準が高かったことから一転して同▲14.55%となった。また、民間消費を直接反映する総合商品小売業の営業額は809億元、同+9.03%となった。この中で、量販店は+15.53%の大幅増となったが、蔡副統計長は、これは忘年会商品の販売促進が売上げを押し上げたことによるものであると分析している。
 2010年通年では、商業営業額は13兆6,600億元、前年同月比+9.59%となり、商業営業額全体のほか、卸売業、小売業、飲食業の各営業額も過去最高となった。特に、小売業の営業額は通年で3兆4,969億元に達したほか、10~12月までの3ヶ月連続で3,000億元の大台を突破し、前年同期比では+6.56%とここ6年での最高となった。このうち、自動車・パイク及び部品業が同+14.64%の大幅増と業種別で最高の伸び率となったが、これは景気回復に伴い自動車の売れ行きが好調であったことに加え、自動車価格の値上げが近々実施されるとの市場予想から前倒して自動車を購入する動きが盛り上ったことによるものである。総合商品小売業は9,168億元と過去最高となったが、特にコンビニでは新鮮食品の割合や品揃えを増やしたこと、公共料金等の支払いの多元化サービス業務の提供や販売促進の実施が増加したことにより客単価は低いものの一店舗当たりの営業収入が上昇し、全体では同+8.66%の大幅増となった。飲食レストラン業の営業額は3,447億元、同+7.12%と最近10年の最高となった。
 蔡副統計長は、今年(2011年)の内需の先行きは明るく、景気回復が実感できるようになり、飲食レストラン業及び小売業はさらに好調となるとの認識を示した。


 商業動態調査表[PDFファイル]