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2011年 1月 25日作成

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 経済部は12月23日、最新の商業動態統計を発表した。11月の商業営業額(卸売、小売及び飲食レストラン業)は1.16兆元、前年同月比+5.88%となった。内訳では、飲食レストラン業が同+9.16%と大幅増となった一方、小売業は同+5.46%、卸売業が+5.92%となった。今年の商業営業額については、上半期は各月とも二桁の成長となったが、昨年9月以降の水準が高かったため、下半期については商業営業額の年増率は低下した。
 1~11月において、小売業の営業額は3兆1,830億元、前年同期比+6.90%とここ6年での最高となり、その中でも百貨店販売額は1~11月の累計では前年同期比+7.99%と成長率が高く、11月単月でも288億元と過去2番目の水準となった。飲食レストラン業の営業額は3,156億元、同+6.86%となり、金額としては1999年調査開始以来初めて1~11月の累計で3,000億元の大台を突破し、年増率もここ10年での最高となった。また、1~11月の小型自動車のプレート申請台数は29.7万台(うち輸入車が+33%、国産車が+16%)となっており、2010年通年は32.5万台とここ4年以来の最高となる見込みである。
 蔡美娜・経済部統計処副統計長は、小売業及び飲食レストラン業の営業額が民間消費のGDP金額の5割ほどを占めており、2つの営業額が大きく伸びたことは民間消費が活況であることをあらわしていると指摘した。また、蔡副統計長は、今年の消費の特徴として自動車販売や百貨店での販売といった高額消費が目立っており、これらの消費の増加は景気回復が確実となっている証しであると分析している。
 今後の見通しについて、蔡副統計長は、12月の情報電子製品の見本市においてタブレット型コンピューター、携帯電話の売れ行きが好調であるほか、景気回復に伴い忘年会を開催する企業や昨年より盛大にする企業が多いことから、12月の消費動向はさらに活況となる見込みであり、今年の小売業、飲食レストラン業の営業額は調査開始以来の最高となると発言した。

  商業動態[PDFファイル]