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2011年 8月 1日作成

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 中央銀行は7月5日、6月末の外貨準備高は前月比16.43 億米ドル増加の4,003.26億米ドルと4,000億米ドルの大台を突破し、過去最高となった、と発表した。世界ランキングでは中国、日本及びロシアに次いで4位を維持した。台湾の貿易ライバルである韓国の外貨準備高は前月比6億米ドル減少の2,989億米ドルとなり、台湾との差は1,000億米ドル以上へと広がった。
 中央銀行の統計によると、6月末の外資資金による有価証券保有額(時価ベース)及び預金残高は合計2,464億米ドルであり、外貨準備高の62%に相当する金額となっている。一旦外資資金が株式市場から大量に撤退した場合、外貨準備高は急激に減少する可能性があることから、中央銀行はやや高水準の外貨準備高を維持する必要がある。
 林孫源・中央銀行外為局長は、「6月の外貨準備が前月に比べ増加した原因は、主に外貨準備の運用による収益の増加及び主要貨幣の対米ドルレートの上昇(ユーロ+1.28%、日本円+0.28%)による帳簿上の資産価値の増加によるものである」と説明した。最近ユーロの為替レート変動は外貨準備高の増減に影響する重要な要因の一つとなっている。また、外貨準備高が過去最高値を更新し続けていることについて、林局長は、「一般論として、外貨準備高が高すぎることは良くないが、台湾は国際通貨基金(IMF)に加盟していないため、より多額の外貨準備を保有しておく必要がある。また、そうすることは、国の格付けの向上や社債発行コストの下降などにも資する」と述べた。


 外貨準備高・為替レートの推移表[PDFファイル]