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2012年 3月 7日作成

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中央銀行は2月6日、ユーロなど主要貨幣の対米ドルレートの上昇による資産価値の増加及び外資の流入から、1月末の外貨準備高は昨年12月に比べ47.57億米ドル増加の3,903.04億米ドルとなった。世界ランキングでは、中国、日本、ロシアに次いで、4位を維持した。
 今年に入り、外資は、昨年12月末の大量撤退から流入局面に転じた。金融監督管理委員会の統計によると、1月単月の純流入額はすでに30.21億米ドルとなっている。また、中央銀行が発表した1月末の外資による株式・債券保有額(時価ベース)及び預金残高は合計2,050億米ドルとなっており、外貨準備高に対する割合は53%と2011年12月の48%(統計発表以来の最低)から一気に回復した。
 林孫源・外為局長は、「今回流入した外資資金は殆ど株式市場に投入されており、すなわち、投機家による為替操作の疑いはないことを意味している。台湾株式市場は外資の連日の買い越しの恩恵をうけており、旧正月後に8,000ポイントの大台に挑む可能性もある」と指摘した。
 米国金融緩和政策が2014年末まで延長された影響を受け、国際資金が大量にアジア市場に回流している。米ドル以外の貨幣レートは、次々と上昇しており、貿易ライバルである韓国の外貨準備高も前月比49億米ドル増加の3,031億米ドルとなった。
 林局長は、「最近、外為市場は外部情報の流れに左右されやすく、資金流動がはっきりせず、動向を予測するのが難しい。例えば、5日の台湾元レートは元安ドル高となっている。たとえ外資資金が流入したとしても、欧州債務問題が再発し、悪い材料が蔓延することとなれば、流出に転じる可能性もある」と指摘した。


 外貨準備高・為替レートの推移表[PDFファイル]