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2012年 5月 7日作成

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 中央銀行が4月25日に発表した最新のマネーサプライによると、3月のM1aの伸び率は+2.74%となった。また、銀行の貸出及び投資が増加したため、M1b及びM2の伸び率はそれぞれ+3.47%、+5.05%となった。M1bの伸び率がM2の伸び率を下回る「逆転現象」(デットクロス)は2011年10月から6ヶ月ほど持続している。
 国内資金が普通預金から定期預金にシフトした影響を受け、最近のM1bは次第に下降しつつあったものの、3月にようやく上昇する兆しが見えてきたが、4月のM1bの伸び率について、陳一端・中央銀行経済研究処副処長は、「キャピタルゲイン課税が株式市場の取引量に衝撃を与えたことから、M1bは再度下降すると見込まれる。一方、4月以降の資金動向は、国民の資金配分次第である」との見方を示した。
3月の証券振替預金残高は前月比100億元減少の1.36兆元となった。これはキャピタルゲイン課税問題により、投資家が前倒しで株を売却して資金を他の投資的に移り替えたことによるものである。
 3月の普通預金残高は134億元の減少となった。一方、定期預金残高は1,087億元の増加となった。今年に入り、国内資金が普通預金から定期預金にシフトする傾向を示しており、株式市場にマイナスとなっている。陳副局長は、「石油価格及び電気代の値上がり問題は、物価の上昇、経済成長の下降をもたらしており、投資家の株式市場に対する信頼感が失われ、資金が定期預金に預け替えられた。しかし、M1bは1.9兆元の残高があり、当面は潤沢な状態にあり、キャピタルゲイン課税の不確定要素が払拭されれば、株式市場は好転するだろう」と強調した。


 金融動向表[PDFファイル]