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2012年 12月 6日作成

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 中央銀行は11月26日、最新のマネーサプライを発表した。それによると、10月のM1aの伸び率は+3.21%となった。株式市場の資金動向を反映するM1bの伸び率は+3.57%と12ヶ月ぶりにM2を上回るゴールデンクロスを呈し、株式市場への資金供給にプラスとなると見込まれている。一般的に、M1bの伸び率がM2を上回ったことは投資チャンスを狙っていつでも投資できる流動資金が多いことであり、株式市場に有利となる。前回のゴールデンクロスは、2009年4月に発生したものの、2011年10月に逆転が発生した。

 10月のM2の伸び率は+3.29%に下降し、2008年10月以来の最低となった。これは主に、一部の資金が保険及び共同基金など非預金商品にシフトしたことによるものである。陳一端・中央銀行経済研究処副処長は、「1~10月のM2の伸び率は+4.32%と今年の経済成長率の予測値(+1.13%)に対し、潤沢な資金を経済成長の需要に充分提供できる」としている。
今回のゴールデンクロスは資金が株式市場に回流し、株価回復の望みがあることを意味しているのかについて、中央銀行は、「10月のM1bの伸び率が上昇した主な原因は、昨年の比較基準が低かったことによるものであり、これで株式市場が回復するかは更に観察する必要がある」と指摘した。

 特に、10月の株価市場総額は前月比1兆4,540億元減の19兆7,685億元へと減少し、個人投資家の投資指標である10月末の証券振替預金残高は前月比841億元減の1兆2,369億元となり、2010年5月以来最大の減少幅となった。

 また、中央銀行の統計によると、前月比では10月の普通預金が471億元の減少、定期預金が569億元の増加となった。これについて、市場関係者は、「多数の投資家は株式市場から資金を撤退し、銀行の定期預金にストックしていることを示している」としている。

 一方、外資資金の流出入を表す10月の外国人による台湾元建て預金残高は前月比57億元増加の2,008億元となった。陳処副処長は、「台湾の国債金利が米国などの国より低いにもかかわらず、外資資金が国債を買っているとすれば奇妙だ。いずれにせよ、流入した外資資金が台湾の株式市場及び経済発展にプラスとなることを期待している」との見方を示した。

金融動向表[PDFファイル]  [60KB]