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2012年 11月 1日作成

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 中央銀行は10月25日、最新のマネーサプライを発表した。それによると、9月のM1aの伸び率は+2.54%となった。株式市場の資金動向を反映するM1bの伸び率は+3.35%と4ヶ月連続の下降を終止した。また、市場全体の資金需給を表すM2の伸び率は+3.96%、5ヶ月連続の下降を終え、双方ともに増加した。

 陳一端・中央銀行経済研究処副処長は、「国内の資金が潤沢であるが、投資家の投資マインドは低下している。一旦投資マインドが回復すれば、株式市場が好転する」との見方を示した。また、「M2の年増率が上昇した原因は、昨年9月の外資純流出額が41億米ドルと比較基準がやや低かったことに対し、今年は4.06億米ドルの純流入に転じたことによるものである」と述べた。

 米政府が9月から量的金融緩和策(QE3)を実施したため、資金が大量にアジアに流入し、株価及び為替レートの上昇を押し上げ、個人投資家は最前線に立って、投資チャンスを狙っていることから、9月末の証券振替預金残高は前月比229億元増加の1.32兆元とここ4ヶ月以来の最高となった。また、外資資金が流入した後、台湾元建て預金にストックしていた資金は240億元減少し、株式市場にシフトしたことから、9月の株価指数平均は8月に比べ200ポイント増加の7,610ポイントに上昇した。しかし、米国の量的金融緩和策がもたらした効果は10月までは続かないものと見られている。


金融動向表[PDFファイル]  [60KB]