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2015年 4月 17日作成

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 中央銀行は3月25日、最新のマネーサプライを発表した。それによると、2月のM1aの対前年比伸び率(期中平均ベース)は+7.09%となった。株式市場の資金動向とみなされるM1bの対前年比伸び率は+6.12%と6ヶ月連続の伸び率の下降が終わり、上昇となった。広義マネーサプライであるM2の対前年比伸び率は中央銀行の目標レンジ(2.5%~6.5%)を上回り、+6.51%と4ヶ月連続の伸び率の上昇となったほか、2009年12月以来(63ヶ月)の最高となった。

 1月末のM1bの対前年比伸び率がM2の伸び率を下回り、今まで27ヶ月連続した「ゴールデンクロス」(M1bの伸び率がM2の伸び率を上回る)が終わり、「デッデットクロス」(M1bの伸び率がM2の伸び率を下回る)に転じた。2月末に再びゴールデンクロスに逆転できなかったことについて、中央銀行の官員は、「2月のM1b及びM2の対前年比伸び率がともに上昇したことは、主に旧正月による消費拡大、銀行貸出及び投資の大幅増といった季節要因によるものである。また、外資流入が持続し、株の買越しが続いており、2月の流入額は26.4億元で、1~2月の流入累計額は55.69億元となり、M2の伸び率を押し上げた。デットクロスは一時的な現象であり、季節要因の影響を受け、3月、4月のM2の対前年比伸び率は目標レンジに戻り、ゴールデンクロスに転じるだろう」との見方を示した。また、「最近の外資資金の流入が持続し、少なからずの外国の退職金ファンド会社が相対的に利回りの高い台湾株式市場に投資している。統計によると、2月の外国人による台湾元建て預金残高は前月比100億元増加の2,104億元となり、うち多くは株式市場に投資する資金である」と補足した。

 中央銀行は、「外資が持有する株取引高の比重が37%に上ったことから、M1b及びM2の伸び率に係るゴールデンクロスやデットクロスによる株式市場への影響は昔ほどではない。また。M2の対前年比伸び率が2008年12月~2009年11月の間目標レンジを上回ったことがあったが、今回は主に資金供給の潤沢さによるものである。」と指摘した。また、マーケット関係法人は、「1月、2月は連続してデットクロスを呈したものの、株価は引き続き上昇するだろう」と述べた。
  


(註)
*M1a:通貨発行額。企業・個人(非営利団体含む)の小切手預金および非定期性預金残高の総額。
*M1b:M1aに個人の非定期性積立預金残高を加えたもの。
*M2:M1bに企業・個人の定期性預金残高、外貨預金、外国人による台湾元建て預金残高などを加えたもの。



金融動向表[PDFファイル]  [55KB]