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2016年 1月 18日作成

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 中央銀行は12月24日、最新のマネーサプライを発表した。それによると、11月のM1aの対前年比伸び率(期中平均ベース)は+6.95%、M1bの対前年比伸び率は6.73%と3ヶ月連続の上昇を終えた。M2の対前年比伸び率は+6.39%と2ヶ月連続の上昇を終えた。

 株式市場の低迷により、11月の外資純流出額が4.2億米ドルとなったことは資金動向を表すM1b及びM2の対前年比伸び率ともに下降した主因となった。しかし、9月から発生したゴールデンクロス(M1bの対前年比伸び率がM2の伸び率を上回る)の状況は依然として変わっていない。中央銀行官員は、「2015年通年のM2の対前年比伸び率は目標レンジ範囲内に収められる」とみている。また、「外資が純流出に転じた問題のほか、同行としては銀行貸出・投資の伸び悩みがマネーサプライ動向に影響を与えたことに注意を払っている」と述べた。

 株式市場の資金動向とみなされるM1bの対前年比伸び率は今年の1月にM2の伸び率を下回り、デットクロスとなり、9月に3年ぶりにゴールデンクロスとなってから、11月まで3ヶ月連続してこれを維持した。これは流動資金が潤沢で、株式市場に注入できることを示している。また、個人投資家を代表する証券振替決済預金残高は前月比31億元減少の1.427兆元となり、ここ4ヶ月以来の最低となり、当面の株式市場の低迷を反映している。


(註)
*M1a:通貨発行額。企業・個人(非営利団体含む)の小切手預金および非定期性預金残高の総額。
*M1b:M1aに個人の非定期性積立預金残高を加えたもの。
*M2:M1bに企業・個人の定期性預金残高、外貨預金、外国人による台湾元建て預金残高などを加えたもの。





金融動向表[PDFファイル]  [55KB]