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2016年 5月 11日作成

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 経済部は4月23日、最新の工業生産動向を発表した。それによると、南部地震の復旧により生産が増加したことから、3月の工業生産指数は107.9、前年同月比▲3.57%と減少幅が縮小したものの、11ヶ月連続のマイナスとなった。このうち、製造業生産指数は108.51と昨年8月以来の最高値となったが、前年同月比では▲4.16%と引き続きマイナスとなり、減少幅がここ8ヶ月の最小となった。

 楊貴顕・経済部統計処副処長は、「2月に発生した南部地震が復旧し、3月の生産が加速化され、ウェハー工場の生産再開及び通信チップへの需要増加を背景に3月の電子部品業は2ヶ月前の▲7%から▲4.02%と減少幅が縮小した」と述べた。

 石油化学業及び鋼鉄業は一部生産設備の定期点検及び昨年基準値の高まりによりそれぞれ▲2.47%、▲4.22%となった。自動車業も在庫消化及び輸入車シェアの上昇により同▲4.59%となった。パソコン電子産品及び光学製品、機械業はともに二桁の減少となった。

 楊・副処長は、「当面の売上状況は微小回復し、加えて減産により在庫消化が促されたため、3月の製造業在庫率が2月の91.4%から68.33%に減少し、電子部品業在庫率も2月の61.34%から48.63%に大幅減少した。製造業の在庫率が65%以下、電子部品業が45%以下との目標に向けて引き続き在庫消化することにより生産回復を期する」との見方を示した。

 今後を展望すると、ローエンドモバイルの買い気が回復し、モノのインターネット及びビックデータなどの応用展開は安定した半導体生産にプラスとなる。楊・副処長は、「4月は電子業のオフシーズンであり、且つ昨年の基準値が高かったことから、第2四半期の製造業生産は大きな変動はなく、引き続きマイナスとなる見込み。減少幅が前2つの四半期より緩和するものの、第3四半期にならないとプラス成長に転じる可能性はない。世界景気の展望が保守的となるため、製造業在庫率が下降しても増産をもたらすかは更に観察する必要はある」と述べた。





工業生産指数の前年比伸び率(製造業種別)[PDFファイル]  [76KB]