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2017年 2月 8日作成

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 経済部は12月23日、最新の工業生産動向を発表した。それによると、工業生産指数は前年同月比+8.83%とここ25ヶ月の最高となった。これは主に工業生産指数の93%を占める11月の製造業生産指数が前年同月比+10.36%と7ヶ月連続のプラス成長となり、ここ26ヶ月の最高となったことによるものである。

 王淑娟・経済部統計処副処長は、「11月は各業種の景気が軒並み成長し、このうち、電子部品業は前年同月比+18.14%と各業種では最高となった。これは主にアップルなど国際ブランドメーカースマホの増産による情報通信チップへの需要増加を押し上げたことによるものである。また、電源管理チップやパネル起動ICへの需要も増加している」と述べた。

 化学材料業は石油価格の上昇により前年同月比+5.25%となった。国際鋼商品価格の上昇が川下産業の出荷意欲を押し上げたことから、11月の基本金属業は同+17.66%となった。機械業は同+5.19%と16ヶ月連続のマイナスを終了した。自動車及び部品業は同+2.75%となった。一方、パソコン電子産品及び光学製品業はモバイル装置の国際競争の激化により同▲3.65%となった。

 王副処長は、「11月の製造業生産全体が予想を上回った原因は、電子部品業がオフシーズンでも好調であること、国際原材料価格の上昇、国際景気の回復が各業種まで拡張したこと、昨年の基準値がやや低かったことによるものである」と説明した。

 今後を展望すると、モバイル新商品の持続発売、IoT(物のインターネット)、車用電子など新興技術応用の拡大が電子部品業の持続増産をもたらすほか、世界経済の回復、原材料価格の下げ止まり、旧正月前の在庫補填ニーズの増加が化学材料、基本金属、機械及び自動車など伝統産業の生産を後押しする。12月の製造業生産情勢は好調を維持すると見込まれている。

 王副処長は、「業者に対するアンケート調査及び例年の経験からみると、12月の製造業生産指数は前年同期比6%以上を維持するだろう」との見方を示した。






工業生産指数の前年比伸び率(製造業種別)[PDFファイル]  [76KB]