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2016年 10月 11日作成

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 行政院主計総処は9月6日に最新の物価調査結果を発表した。同調査によると、果物価格がここ24年の最高となったものの、外食価格がここ32ヶ月の最低となり、また野菜価格の下落、石油価格およびガスの値下げなどから、8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比+0.57%と今年最小の上昇幅となり、年初からの上昇趨勢が緩やかとなった。

 消費者物価は食物、衣料、居住、交通など七大項目及びサービス価格からなる。8月の370価格調査項目のうち約7割の項目が前年同月比で上昇し、下落は少なかったが、上昇幅は上半期より緩やかとなった。

 蔡鈺泰・総合統計処副処長は、「今年の物価が大きく上昇した原因は、主に昨年の台風の来襲や年初の寒害などにより、今年の果物価格が高水準で推移したことによるものである。1~8月の果物価格は前年同期比+23.81%の大幅増と1993年以来の最高の上昇幅となり、野菜価格も同+26.98%とここ4年の最高の上昇幅となった。一方、8月の果物価格は前年同月比+23.02%と引き続き上昇したものの、野菜価格は同▲3.92%となったことから、食物類価格は同+2.61%に縮小し、ここ13ヶ月で最小の上昇幅となった」と説明した。

 また、蔡副処長は、「最近台風がなかった恩恵を受け、物価全体が安定しており、中秋節(お月見)向けの食品価格が如何に変動するかは来月の調査報告が出次第明らかになる」と述べた。

 業者の入荷コストを図る8月の卸売物価(WPI)は国際農工原材料価格の持続下落により前年同月比▲4.10%と24ヶ月連続の下落となった。このうち、輸入物価は同▲3.97%、輸出物価は同▲4.90%となった。蔡副処長は、「とうもろこし、小麦、お米、銅、ニッケル、原油などの国際農工原材料価格の持続的下落は世界景気の回復力が依然として弱含んでおり、需要が不振であることを反映している」との見方を示した。



物価動向表[PDFファイル] [57KB]