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2016年 5月 11日作成

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 行政院主計総処は4月7日に最新の物価調査結果を発表した。同調査によると、天候不調による青果類価格の持続的な上昇から、3月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比+2.00%と2ヶ月連続して2%台を突破した。また、外食価格は前年同月比+1.93%とここ10ヶ月の最高となった。

 蔡鈺泰・総合統計処副処長は、「3月の消費者物価は2月を下回ったものの、依然として2%となった。その上昇した原因は主に天候不調に伴う野菜・果物価格が依然として高水準で推移していることによる。青果類を除いた消費者物価は前年比僅か+0.01%の微増となった。すなわち、3月の消費者物価の上昇は完全に青果類の値上げによるもので、青果類以外の商品価格は安定している」と説明した。

 主計総処は、「連日の雨に伴う日照不足のための青果類の供給不足が3月の野菜価格が同+79%大幅増となった主因である。また、果物も天候不調により値上げしたため、食物類全体は同+8.62%とここ43ヶ月の最高となった」と指摘した。

 今後の物価趨勢について、蔡副処長は、「青果類の供給改善に伴い、野菜類の卸売物価は3月下旬のキロ当たり43元から31元に下落した。また、ここ2ヶ月の物価上昇は長期的な趨勢ではなく、短期的な変動である」と述べた。
ここ3年間で物価上昇幅が2%となった月は僅か3回のみで、うち2回は今年年頭にあり、これがインフレの懸念があることを示しているかについて、蔡副処長は、「3月の青果類及びエネルギーを除いたコア物価は前年同月比+0.79%と2月より下落した。これは、当面の物価が安定しており、インフレの懸念はないことを示している」と述べた。

 蔡副処長は、「今年第1四半期のCPIは前年同期比+1.74%と予測値より0.5ポイント増加したが、最近の野菜価格が次第に下落していることから、4月の消費者物価は+2%を下回ると見込まれている」との見方を示した。



物価動向表[PDFファイル] [57KB]