本文へスキップします。

【全】言語リンク
【全・日】検索フォーム
検索キーワード
【全・日】ヘッダーリンク
【全】言語リンク-SP
【全・日】検索フォーム-SP
検索キーワード
よく検索される語
【全・日】ヘッダーリンク-SP
承認:エディタ
日時

2024年1月10日更新

コンテンツ
 中央銀行は12月25日、最新のマネーサプライを発表した。これによると、11月のM1Bの対前年比伸び率(期中平均ベース)及びM2の対前年比伸び率(期中平均ベース)はそれぞれ+3.03%、+5.33%に低下したが、これは主に資金の純流入が前年同月より減少したことによるものである。1~11月のM1B及びM2の対前年比伸び率はそれぞれ+2.79%、+6.34%となった。中央銀行の担当官は、「M2の対前年比伸び率は9%のピークから次第に下がったものの、足元の株式市場の活況により、資金の純流入が持続し、2.5%~6.5%の当行目標レンジ範囲内に長期的に収まるだろう」と述べた。
 外資による株買越しや個人投資家の投資増加により、個人投資家の資金動向を表す11月の証券振替決済預金残高は前月比1,392億台湾元増の3兆2,898億台湾元と3ヶ月連続の減少が止まり、直近4ヶ月の最高額となったほか、株式市場の融資残高も3,215億台湾元に増加し、直近20ヶ月の最高となった。証券振替決済預金残高は、8月3.34兆台湾元、9月3.25兆台湾元、10月3.15兆台湾元と8月から3ヶ月連続して1,000億台湾元のスピードで減少していたが、11月の株価指数の上昇(1,432.58ポイント)により、外資による株買越し額は2,400億台湾元となり、証券振替決済預金残高も3.29兆台湾元に増加した。中央銀行の担当者は、「11月の証券振替決済預金残高の増加は、潤沢な資金供給や活況な株式取引、投資家による投資意欲の高まりを反映する。米利上げへの市場予測は世界資金の移動に影響を与え、民衆の資金配分を左右する。また、個人投資家による株式投資比率は56%に上昇した」と述べた。
 外資の株買い越しにより、11月の外国人による台湾元建て預金残高は1,996億台湾元と一定規模の現金量を維持している。中央銀行の担当者は、「2022年の現金配当額は2.5兆台湾元と2023年(2.2兆台湾元)を上回っており、外国投資家は現金配当を受け取った後、投資収益を全部海外送金せず、一部を口座にストックしている可能性がある。また、2022年の株価下落の際も外国人の台湾元建て預金残高は一定の規模を維持し、資金を台湾の口座にストックしており、外資が次回の投資チャンスを待っていることを表している」と述べた。
(注)
*M1A:通貨発行額。企業・個人(非営利団体含む)の当座預金および流動性預金残高の総額。
*M1B:M1aに個人の非定期性積立預金残高を加えたもの。
*M2:M1Bに企業・個人の定期性預金残高、外貨預金、外国人による台湾元建て預金残高などを加えたもの。





金融動向