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2023年7月31日更新

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 経済部統計処は7月24日、最新の工業生産動向を発表した。これによると、世界経済の低迷、高インフレの影響を受け、最終需要及び投資が減少したことから、6月の工業生産指数は83.03、前年同月比▲16.63%となり、6月の製造業生産指数は83.03、前年同月比▲17.15%といずれも13ヶ月連続のマイナスとなった。上半期の工業生産指数は82.15、前年同期比▲17.59%と2010年以来最大の減少幅となった。第2四半期の製造業生産指数は81.13、前年同期比▲18.91%と四半期連続のマイナスとなり、同期で2009年以来最大の減少幅となった。
 業種別についてみると、情報電子産業について、消費性電子産品への需要減少、産業サプライチェーンによる在庫調整の持続により、6月の電子部品業は前年同月比▲22.40%と10ヶ月連続のマイナスとなった。このうち、積体電路業は前年同月比▲25.1%と10ヶ月連続のマイナスとなった。パソコン電子産品及び光学製品業は同▲11.09%とプラス成長からマイナスに転じた。一方、サーバー、無線通信設備は増産となり、一部の減少幅を相殺した。
 伝統産業について、最終需要の減少、設備投資意欲が保守的となったことから、化学材料及び肥料業、及び基本金属業はそれぞれ▲16.68%、▲17.41%といずれも19ヶ月連続のマイナスとなった。機械設備業は前年同月比▲17.51%と14ヶ月連続のマイナスとなった。自動車及びその部品業は、部品の供給が生産時期に合わせており、受注減少による減産から、同▲2.42%となった。
 黄偉傑・経済部統計処副処長は、「高速演算装置、AI(人工知能)、自動車用電子機器など新興テクノロジー技術応用の持続的な成長により、下半期の消費性電子新商品が次々と発売し、製造業生産の下支えとなることを期待するが、世界的なインフレ問題、利上げ、及びウクライナ戦争、米中科技覇権競争などの不確定要素が持続的に存在し、製造業生産の成長を抑制することから、7月の製造業生産指数は82.95~86.95、前年同月比▲13%~▲17%となる見込み」との見方を示した。





工業生産指数の前年比伸び率(製造業業種別)