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2023年10月3日更新

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 経済部統計処は9月23日、最新の卸売・小売・飲食レストラン業動態統計を発表した。これによると、世界経済の減速により、8月の卸売業売上額は9,861億台湾元、前年同月比▲5.02%と10ヶ月連続のマイナスとなった。一方、国内景気の活況により、小売業売上額は3,736億台湾元、前年同月比+4.30%と24ヶ月連続のプラス成長となり、飲食レストラン業売上額は898億台湾元、前年同月比+14.26%と16ヶ月連続のプラス成長となったほか、同月で過去2番目に高い伸び率となった。金額ベースではいずれも同月で過去最高額となった。
 卸売業売上額が持続的にマイナスとなった原因は、主にインフレ及び利上げが世界経済に影響を与え続け、発注が保守的となったことによるものである。このうち、機械器具業、建築材料及び化学材料卸売業はそれぞれ▲8.1%、▲14.5%、▲8.4%となったが、食品飲食及びタバコ業売上額は1,194億台湾元、前年同月比+2.1%とマイナスからプラスに好転し、金額ベースでは過去最高を更新した。自動車・バイク卸売業は、新型車の供給増加と消費控えの鬼節(旧暦7月)月分の差異による通販受注の増加により、同+10.2%となった。
 小売業売上額の増加は、主にポストコロナにおける外出消費の増加、夏季による外出者数の増加及び中元節による消費拡大によるものである。総合商品小売業売上額は1,315億台湾元、前年同月比+8.77%と18ヶ月連続のプラス成長となり、金額ベースでは同月で過去最高となった。自動車・バイク小売業は新型車の販売好調及び業者による販促活動の実施により、592億台湾元、前年同月比+4.9%と7ヶ月連続のプラスとなり、金額ベースでは同月で過去最高となった。
 飲食レストラン業のうち、レストラン業売上額は同+15.1%となった。これは主に、夏休みのピークシーズン、父の日及び七夕バレンタインによる食事会の増加、業者による新規店舗の展開によるものである。ケータリング及び団体配食業は航空輸送量の増加による機内食への需要増加により、同+56.9%となった。
 9月を展望すると、黄偉傑・統計処副処長は、「小売業及び飲食レストラン業売上額は夏休みの終了による旅行消費及び食事会の減少により減少するが、前年同月比では、新規ショッピングセンターの開業、中秋節の商機拡大及び食事会の増加、業者による販促の持続実施が売上を押し上げることから、9月の小売業売上額は3,643~3,749億台湾元、前年同月比+3.1%~+6.1%となる見込み。飲食レストラン業は819億台湾元~840億台湾元、前年同月比+13.5%~+16.5%となる見込み」との見方を示した。
 




卸売・小売・飲食レストラン業 動 態 調 査