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2023年4月5日更新

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 経済部統計処は3月23日、最新の卸売・小売・飲食レストラン業動態統計を発表した。これによると、世界景気の後退を背景に、2月の卸売業売上額は8,613億台湾元、前年同月比▲0.40%と4ヶ月連続のマイナスとなった。一方、内需拡大により、2月の小売業売上額は3,292億台湾元、前年同月比+4.60%と18ヶ月連続のプラス成長となり、飲食レストラン業売上額は777億台湾元、前年同月比+8.16%と10ヶ月連続のプラス成長となり、金額ベースではいずれも同月で過去最高額となり、外需不振・内需好調の様相を呈した。
 2月の卸売業売上額が4ヶ月連続のマイナスとなったことについて、黄偉傑・統計処副処長は、「これは主に、最終需要の減少、及び業者による在庫調整の圧力が依然として高く、購買力の弱含みにつながったものの、昨年の旧正月が2月であったため、今年の稼働日数が昨年より多くなったことは一部の減少幅を相殺した結果、1月~2月の累計売上額は1兆7,762億台湾元、前年同期比▲10.59%と同期で過去2番目に大きな減少幅となった」と述べた。
 1月~2月の累計では、小売業売上額は7,376億台湾元、前年同期比+4.40%と金額ベースでは過去最高額となった。このうち、出荷好調、業者による値上げにより、自動車バイク小売業は前年同期比+3.1%となった。
 飲食レストラン業売上額は1,782億台湾元、前年同期比+20.64%と金額、年増率とも同期最大の増加幅となった。このうち、企業による忘年会・新年会の開催、今年は旧正月連休が長かったことから旅行者数の増加し、これがお正月料理、店内飲食の需要増をもたらしたことから、レストラン業売上額は同+21.4%、飲料店は同+9.0%となったほか、ケータリング及び団体配食業は航空旅客便の回復による機内食への需要増加により、同+47.6%となった。
 2月の飲食レストラン業の増加幅が1月より縮小したことについて、黄・副処長は、「昨年新型コロナ感染拡大の時期に外食消費のマインドは今年ほどではなかったことから、飲食レストラン業は引き続き高成長を維持するものの、今後基準値が高くなることにより、増加幅は漸次に緩やかとなる見込み」と説明した。
 3月を展望すると、黄・副処長は、「卸売業は世界景気の軟調及び顧客による在庫調整が依然として存在し、企業の購買力の低下につながることから、3月の卸売業売上額は9,818億台湾元~1兆170億台湾元、前年同月比▲13.2%~▲16.2%となる見込み。一方、今後暑い日が多くなることによる避暑商品や夏物の商機拡大、政府による省エネ家電製品への補助金支給などが小売業売上額を押し上げることから、3月の小売業売上額は3,444億台湾元~3,548億台湾元、前年同月比+0.1%~+3.1%となる見込み。民衆によるレストランでの消費頻度が漸次に増加し、ビジネス及び会議活動が正常化してきたことにより、3月の飲食レストラン業売上額は720億台湾元~740億台湾元、前年同月比+3.1%~+6.1%となる見込み。」との見方を示した。




卸売・小売・飲食レストラン業 動 態 調 査