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2023年8月30日更新

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 経済部統計処は8月23日、最新の卸売・小売・飲食レストラン業動態統計を発表した。これによると、7月の小売業売上額は3,778億台湾元、前年同月比+5.33%と23ヶ月連続のプラス成長となり、飲食レストラン業売上額は891億台湾元、前年同月比+17.6%と15ヶ月連続のプラス成長となった。金額ベースではいずれも同月で過去最高額となった。
 経済部の担当者は、「小売業売上額が同月で過去最高額となった原因は、主にポストコロナにおける外出消費の増加、防疫規制緩和に伴う外国観光客の増加のほか、総合商品小売業、百貨店、布・服飾品業、医薬及び化粧品業がそれぞれ+38.4%、+11.1%、+7.3%、+5.9%と大きく寄与したことによるものである。また、自動車バイク小売業は新型車の販売活況及び鬼月(消費控え)前の販売好調により、同+15.8%となった。一方、情報通信及び家電設備業は消費性電子産品の販売不振により、前年同月比▲5.6%となった。1月~7月の小売業売上額は2兆6,052億台湾元、前年同期比+8.4%と金額ベースでは過去最高額となった」と述べた。
 7月のレストラン業及び飲料店業売上額はそれぞれ+17.0%、+9.0%となった。これは、主に夏休みによる外出者数、外食消費の増加、猛暑によるアイス商品への需要増加によるものである。ケータリング及び団体配食業売上額は航空輸送量の増加による機内食への需要増加により、同+72.7%となった。1月~7月の飲食レストラン業売上額は5.930億台湾元、前年同期比+24.99%と金額ベースでは過去最高額を更新した。
 一方、世界的な最終需要の減少が継続し、産業サプライチェーンによる在庫調整の持続、インフレ及び利上げが顧客の購買力を抑制し、加えて国際原材料価格の下落により、7月の卸売業売上額は9,777億台湾元、前年同月比▲5.67%と9か月連続のマイナスとなった。
 8月を展望すると、黄偉傑・統計処副処長は、「8月の小売業売上額は父の日、七夕、中元節など節句商機による商品消費の増加により、引続き増加基調を維持し、飲食レストラン業も持続的にプラス成長となる見込み。一方、卸売業売上額は世界貿易成長の鈍化、産業サプライチェーンによる在庫調整の持続、発注が保守的となることから、引続きマイナスとなる見込み」との見方を示した。





卸売・小売・飲食レストラン業 動 態 調 査