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2023年5月15日

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 経済部統計処は4月24日、最新の卸売・小売・飲食レストラン業動態統計を発表した。これによると、3月の卸売業売上額は1兆164億台湾元、前年同月比▲13.28%と5ヶ月連続のマイナスとなった。一方、3月の小売業売上額は3,685億台湾元、前年同月比+7.08%と19ヶ月連続のプラス成長となり、飲食レストラン業売上額は766億台湾元、前年同月比+9.84%と11ヶ月連続のプラス成長となり、金額ベースではいずれも同月で過去最高額となった。
 卸売業売上額は金融危機以来最大の減少幅となり、このうち、建築材料業売上額が9ヶ月連続のマイナスとなった。これについて、黄偉傑・統計処副処長は、「昨年の成長幅が減少したことは主に、輸出低迷によるものである一方、今年第1四半期は不動産取引が減少したことによるものであり、3月の不動産取引額は1,174億台湾元、前年同月比▲17.9%と2009年3月以来最大の減少幅となった」と説明した。第1四半期の卸売業売上額は2兆7,926億台湾元、前年同期比▲11.59%と2四半期連続のマイナス成長となった。
 小売業のうち、自動車・バイク小売業売上額は業者による値上げ、輸入車の増加により、744億台湾元、前年同月比+27.9%と金額ベースで過去最高となった。新型コロナ感染の影響が薄れ、コンビニ、百貨店、及び医薬化粧品、食品飲料、タバコ小売業、及びその他総合商品小売業売上額はいずれもプラス成長となった。第1四半期の小売業売上額は1兆1,061億台湾元、前年同期比+5.28%と6四半期連続のプラス成長となり、金額ベースで同期で過去最高となった。
 飲食レストラン業のうち、レストラン業及び飲料業はそれぞれ+9.3%、+3.2%となり、ケータリング及び団体配食業は同+46.1%となり、加えて機内食事業の多角化経営により売上額が新型コロナ感染拡大前の水準に戻ったことから、第1四半期の飲食レストラン業売上額は2,548億台湾元、前年同期比+17.18%と金額ベースで過去最高となった。
 黄・副処長は、「最終需要減少の持続、及び業者による在庫調整の圧力が依然として高いことから、4月の卸売業売上額は9,318億台湾元~9,637億台湾元、前年同月比▲9.5%~▲12.5%となる見込み。小売業及び飲食レストラン業売上額は連休及び母の日向け販促の実施、税収超過による現金支給策、マスク着用の解禁、避暑商品の商機拡大により、小売業売上額は3,654億台湾元~3,757億台湾元、前年同月比+6.2%~+9.2%となり、飲食レストラン業売上額は773億台湾元~791億台湾元、前年同月比+24.6%~+27.6%となる見込み」との見方を示した。





卸売・小売・飲食レストラン業 動 態 調 査