外貨準備高
中央銀行は8月5日に最新の外貨準備高統計を発表した。これによると、7月末の外貨準備高は前月比15.59億米ドル減少の5,717.4億米ドルとなった。外為局長は、「外貨準備高の変動は主に3つの原因があり、第一に金融秩序を守るための当行によるドル売り介入。第二に、投資運用収益増による外貨準備残高の増加、第三に、主要通貨の対米ドルレートの変動による外貨準備の微増である」と説明した。
世界ランキングでは、台湾は中国、日本、スイス、インドに次ぎ、5位となった。6月末の中国の外貨準備高は前月比96億米ドル減少の3兆2,224億米ドルとなった。日本は前月比横ばいとなり、1兆865億米ドルとなった。スイスは前月比38億米ドル減少の7,916億米ドルとなった。インド(7月26日まで)は前月比140億米ドル増加の5,869億米ドルと台湾を上回り、5位から4位にアップした。
中央銀行の統計では、7月の元本と投資収益を合わせた外資純流出額は約120億米ドルとなった。7月は企業による株配当の時期(約40~50億米ドル)であり、また、3,500億台湾元規模の株売却後の収益を次々と海外に送金したことによるものである。
7月の国際間における米ドル指数は▲1.67%の下落となり、主要通貨は対米ドルレートで増減が見られ、具体的には、台湾元▲1.31%、ユーロ+1.21%、イギリスボンド+1.67%となった。一方、カナダドル▲0.9%、オーストラリアドル▲1.96%となった。
外貨準備高・為替レートの推移