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令和6年7月22日

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金融動向

中央銀行は6月24日、最新のマネーサプライを発表した。これによると、外国資本の純流出及び債券を主とする対外証券投資の増加により、5月のM1Bの対前年比伸び率(期中平均ベース)は+5.17%となり、M2の対前年比伸び率は+6.04%となった。1月~5月のM1B及びM2の対前年比伸び率はそれぞれ+4.67%、+5.86%とやや低下したが、株式市場への影響は大きくない。金融機関の貸出及び投資は前年同月比+7.75%に増加し、1月~5月の累計では、前年同期比+5.41%となった。
5月の株価指数は、777.62ポイントの大幅上昇に伴い、個人投資家の株式投資の増加をもたらし、月平均の株価指数は21,107ポイントと過去最高となった。個人投資家の資金動向を表す5月の証券振替決済預金残高は前月比+1,799億台湾元増加の3兆5,552億台湾元と残高及び増加額ともに過去最高を更新した。ファンダメンタルズの堅調、証券振替決済預金残高及び増加額ともに過去最高となったことから、5月の株式市場の融資残高は4,095億台湾元と2008年6月以降(16年ぶり)の最高額となった。
中央銀行の担当官は、「5月の株価の急上昇や取引高の拡大が証券振替決済預金残高及び融資額の増加を牽引し、日次平均の株式取引高は4,358億台湾元に上り、3ヶ月連続して4,000億台湾元を突破した。また、5月の個人投資家による株式投資比率は54.8%となり、外資による株式投資比率は34.1%に増加し、国内法人による投資比率は11.1%に減少した」と述べた。
外国人の株買越し動向を表す外国人による台湾元建て預金残高は2,206億台湾元にやや減少したことは、第一に外資の株買い越しにより口座の資金が減少したこと、第二に現金配当が4月より減少したことを反映している。外貨預金残高は9兆2,684億台湾元に減少となった。台湾元レートの上昇のほか一部の業者が外貨を台湾元に両替して税金を納めたことによるものである。


(注)
*M1A:通貨発行額。企業・個人(非営利団体含む)の当座預金および流動性預金残高の総額。
*M1B:M1aに個人の非定期性積立預金残高を加えたもの。
*M2:M1Bに企業・個人の定期性預金残高、外貨預金、外国人による台湾元建て預金残高などを加えたもの。



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