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2024年3月5日更新

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工業生産動向
 経済部統計処は2月29日、最新の工業生産動向を発表した。これによると、1月の工業生産指数は91.83、前年同月比+15.98%となり、工業生産の大半を占める製造業生産指数は91.68、前年同月比+16.63%といずれも19ヶ月連続の長いマイナスが止まった。
 黄偉傑・経済部統計処副処長は、「AI(人工知能)、高速演算及びクラウドサービスなどの需要増加、旧正月向け在庫補填の需要増、加えて昨年の旧正月が1月であったことにより基準値が低かったことから、工業生産及び製造業生産はいずれも長いマイナス期間を終え、プラス成長に好転した。しかし、今年の2月は旧正月であり、2月の工業生産は再びマイナスに転じるおそれがある」と指摘した。
 業種別についてみると、通信電子産業のうち、パソコン電子部品及び光学製品業は前年同月比+35.30%となった。これは、主にAIの応用拡大及びクラウドサービスへの需要増加、旧正月向け在庫補填の増加がサーバーその他パソコン設備部品などの増産をもたらした上に、スマートフォン向けレンズの受注増加がリモート装置レンズの増産を押し上げたことによる。電子部品業は前年同月比+10.73%と16ヶ月連続のマイナスが止まった。これは、主に12インチウェハーの委託生産がAI(人工知能)及び高速演算などの応用拡大により増産され、加えてIC設計、大型パネルも増産されたことによる。
 伝統産業について、自動車及び部品業は前年同月比+42.52%となった。これは主に欧米からのメンテナンス需要の増加や国内顧客の需要増加が自動車部品等の増産をもたらし、加えてガソリン小型車、電動自動車なども増産されたためである。また、旧正月前に大量出荷したことにより、機械設備業は前年同月比+19.41%となった。旧正月向け在庫補填の需要増により、基本金属業は+19.80%となった。


 
 

工業生産指数の前年比伸び率(製造業業種別)