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令和6年9月10日

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卸売・小売・飲食レストラン業動向
経済部統計処は8月23日、最新の卸売・小売・飲食レストラン業動態統計を発表した。 7月の卸売業売上額は1兆1,208億台湾元、前年同月比+12.73%と5ヶ月連続のプラス成長となった。1~7月の卸売業売上額は7兆3,624億台湾元、前年同期比+10.34%となった。小売業売上額は4,039億台湾元、前年同月比3.36%と35ヶ月連続のプラス成長、かつ史上最長のプラス成長周期となり、金額ベースではいずれも同期間での過去最高額となった。一方、台風の影響や海外旅行者数(出境者)の増加、昨年基準値が高かったことなどから、7月の飲食レストラン業売上額は850億台湾元と同期間で過去二番目に高い額であるものの前年同月比▲2.87と5ヶ月連続のプラス成長に終止符を打ち、マイナスに暗転した。
卸売業について、機械卸売業は前年同月比+25.5%と最も高い伸び率となった。これは新興技術の活用拡大に伴う半導体業者の投資意欲の向上、国際ブランドのスマートフォン新発売に伴う在庫補填需要の増加によるチップ及びメモリー、半導体検査装置の出荷増加によるものである。小売業については、昨年と今年の中元節(旧暦7月)の日程の違いや販促活動の実施及び新車販売の好調により、自動車・バイク小売業は前年同月比+14.6%の大幅増となった。総合商品小売業は前年同月比+1.9%となった。このうち、中元節向け販促イベントが前倒して行われ、台風来襲前の買いだめにより、スーパー及び量販店はそれぞれ+7.16%、+2.54%となった。猛暑が軽食やアイス商品の販売好調をもたらしたことから、コンビニは+4.54%となった。
統計処の担当官は、「今後の飲食レストラン業は昨年基準値が高かったことにより、成長が抑えられ、0%~3%で推移する見込み。台風など天候要素の影響を受けた場合、プラス成長を守れるかどうかは不明が、金額は一定水準を維持する見込み。
また、足元では、人手不足の飲食レストラン業への影響は見受けられないが、海外旅行者数(出境者)の増加により、域内高級ブランドの販売成長が鈍化し、内需市場の成長に影響を与え、小売業、飲食レストラン業にも影響を与えることが懸念される。一方、国内消費トレンドは依然として力強く、7月の飲食レストラン業はマイナスに転じたものの、2024年の飲食レストラン業売上額はプラス成長を維持する可能性が高く、金額についても過去最高額を更新する見込み」との見方を示した。


卸売・小売・飲食レストラン業動態