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台湾月報

汎用DB:詳細
年月日 2012/10/07
分類 日本
記事 尖閣諸島関連:玄葉光一郎・外務大臣のメッセージに対する反応
掲載紙、掲載面 時10,17、連10,17、自2
備考 (1)国家安全会議は関連省庁会議を召集。ある関係者は、日本側は尖閣諸島の領有権を主張するのを避け、「懸案」との表現を使うことは過去無かったことであり、一種の善意が伝わり、「東シナ海平和イニシアティブ」の原則にも合致することから、我々としては満足しないが受け入れられる。ただ、依然として日本側の今後の行動を観察する必要がある旨明かした。 (2)外交部は会議の後にプレスリリースを発表し、玄葉外相のメッセージを評価すると同時に、日本に対し、善意を示し、尖閣諸島水域における台湾漁民等の合法的な操業権益を尊重し、17回漁業協議で具体的な成果を挙げるため、ともに努力するよう呼びかけた。 (3)宜蘭県漁業関係イベントに出席した呉敦義・副総統は、漁民が生存権のために伝統的且つ重要な漁場を守る行動は、国際メディアによる一連の報道で世界からの注目を集め、また、日本の玄葉外相が尖閣諸島問題を「懸案」と表現したことから見ても、その行動が確かに日本に尖閣諸島問題でとった行動について反省し始めた旨発言。 (4)羅福全・元駐日代表は、メッセージから、日本が対台関係を非常に重視し、日台関係を早急に回復させたいとの善意が感じられる。また、尖閣諸島問題で台湾と中国を分断し、中国と連携しないことを望んでいることも読み取れる旨表明。 (5)「尖閣諸島問題」を「懸案」で表現した本音」と題する蔡増家・政治大学国際関係センターアジア太平洋所長の寄稿。蔡増家氏は日本文化の中には本音と建前があることに触れた上で、メッセージの中に言う懸案は尖閣の主権ではなく、長年紛糾が続く日台間の漁業権問題を指すものであり、本件において、日本政府の建前は東シナ海をめぐる問題で日台が協力することだが、本音は中台が尖閣諸島問題で連携しないでほしいということであると指摘。
エディタV2