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台湾月報

汎用DB:詳細
年月日 2015/11/06
分類 両岸関係
記事 シンガポールでの馬英九総統と習近平・中国共産党総書記との「馬習会談」実施予定関連
掲載紙、掲載面 聯1~5、時1~4、自1~3
備考 (1)馬総統は5日、国際記者会見を行い、「馬習会談」の開催は、両岸指導者間の対話常態化に向けた第1歩であり、誰かが後任になっても、同じ道に沿って両岸関係の更なる発展を推進できるよう枠組みを構築したいと表明し、将来の両岸関係について、消極的には敵意を解消し、積極的には交流を拡大して協力を深化させると発言。 (2)また、馬総統は、首脳会談で互に肩書きを呼称せず、両岸平和の枠組み、台湾の国際空間、両岸の経済貿易交流などが会談の焦点となるが、南シナ海主権問題については触れないと明らかにしたほか、将来、機が熟した場合、習・中国共産党書記を台湾に招請する機会があるかもしれないと述べた。 (3)馬総統は、現在の両岸の事務レベル窓口としては、①海峡交流基金会と海峡両岸交流協会、②大陸委員会と中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)があり、将来に一層ハイレベルの窓口を設置する可能性を排除しないと表明。 (4)蔡英文・民進党総統候補は、馬総統が両岸指導者間の対話を常態化させたいとしていることに関し、「対等かつ尊厳があり、透明・公開で、政治議題に関わらない」という3つの原則を満たす場合、両岸指導者の交流の常態化に反対せず、自身の当選後には習・中国共産党書記と会見する可能性も排除しないと表明。 (5)呉ショウショウ・民進党秘書長は、「馬習会談」で「一つの中国」原則で「現状」を規定してしまうことに対して懸念を示したほか、両岸指導者の交流の常態化には反対せず、シンガポールで抗議活動も行わないが、過程の透明化を図り、民主的な監督を受けることが必要と強調。 (6)朱立倫・国民党総統候補は5日、海外メディアに対し、昨年の地方統一選挙の敗因について、両岸政策とは関係ないと強調し、また、「馬習会談」は両岸交渉ではなく、相互信頼メカニズムを構築するものであり、国民党もこの方針を堅持すると述べた。 (7)立法院は本(6)日、馬総統に立法院で国情報告を行うよう要請することをめぐり、与野党協議を行い、新たな攻防戦が展開する見込み。 (8)台聯は5日、総統府付近で抗議活動を行い、「馬習会談」を直ちに中止するよう要求し、本(6)日に総統罷免案を提出すると表明。第三勢力の「緑党・社会民主党連盟」は、馬総統が習・共産党総書記と会談することは外患罪などに当たるとして、検察に刑事告発し、馬総統の出境を制限するよう求めた。 (9)中国人学者の見方:仮に両岸は「92年コンセンサス」を引き続き深化させる場合、習・中国共産党総書記が来年に台湾を訪問するかもしれないと分析し、また、馬総統と習・総書記がノーベル平和賞を共に受賞する可能性を示唆。
エディタV2