台湾月報

年月日	2015/06/03
分類	両岸関係
記事	2日付けの『ウォール・ストリート・ジャーナル』は、蔡英文・民進党主席による「台湾と米国との更なる関係促進」を題とした文章を掲載した。
掲載紙、掲載面	聯4、時4、自2
備考	（１）蔡主席は、より一層安定的で一貫性ある対中関係を構築するには、中国の政治指導層及び台湾人民それぞれと、開放された意思疎通のルートを設ける必要があり、これこそが自身の施政重点となる旨表明した上で、透明性のあるメカニズムを通じて、両岸間の相互信頼と協力関係を強化し、原則的な交流、協力、対話を通じて両岸関係を改善していくと述べた。 （２）総統府は2日、蔡主席の文章では「両岸現状の維持」や、両岸関係を如何に強固にするかなどへの言及がないと批判。また、楊偉中・国民党スポークスマンは、蔡主席の主張について、具体的な政策と方針を提案すべきであると指摘。 （３）一方、馬英九総統は本3日、米国スタンフォード大学とのテレビ会議で演説し、両岸現状について「92年コンセンサス、一中各表」という基礎に基づいて両岸の平和と発展を推進する旨説明する。