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台湾月報

汎用DB:詳細
年月日 2015/05/05
分類 両岸関係
記事 朱立倫・国民党主席による、北京での習近平・中国共産党総書記との「朱習会談」実施関連
掲載紙、掲載面 聯1~4、時1~3、自1~3
備考 (1)朱主席と習総書記は4日、北京の人民大会堂で、6年ぶりとなる国民・共産党トップ会談を実施した。 (2)習総書記は朱主席に対し、両岸の運命共同体の構築について①「92年コンセンサス、台湾独立の反対」といった政治的な基礎を堅持②両岸の利益融和を深化して両岸のウィン・ウィンを共同で実現③両岸交流における人的交流をより一層推進④両岸双方は「1つの中国」という原則により、長期的に存在する政治的な分岐と難局を協議⑤中華民族の偉大な復興を共同で実現などの5つの提案を打ち出した。 (3)また、習総書記は、両岸関係は新しく重要な転換期に直面しており、今後どのように進めるかは両岸全ての政党、社会各界の重大な問題であると指摘したほか、「1つの中国」という原則に違反しない場合、中国としては台湾によるAIIB・アジアインフラ投資銀行への参与を歓迎する旨表明。 (4)一方、朱主席は会談中で、「92年コンセンサス」について、両岸はともに1つの中国に属するが、かかる内容と定義には違いがある」と説明した上で、「92年コンセンサス」を、台湾によるAIIBや東アジア地域包括的経済連携(RCEP)への参与などの基礎とし、台湾の国際社会でのさらなる発展を期待する旨表明。 (5)国共両党トップによる「朱習会談」で、双方は両岸青年の交流・協力をより一層増進することで一致した。 (6)5日未明に帰国した朱主席は、民進党側による自身の訪中に対する批判について、各政党・組織による、前向きで積極的な態度での両岸交流への参与を歓迎すると強調。 (7)夏立言・大陸委員会主任委員は4日、立法院の内政委員会で、朱主席による訪中先での発言は政策参考とするに過ぎず、大陸委員会は馬英九総統の指示に従って最終方針を決定する旨表明。 (8)馬英九総統は、「朱習会談」について、双方が「92年コンセンサス」という基礎を堅持し、両岸間の交流を深化し続けることを肯定して支持するとの見方を示した。 (9)一方、蔡英文・民進党主席は4日、朱主席に対し、両岸関係は国共関係や民共関係などの政党関係ではなく、台湾人民の最大の合意を基礎として、政府が主導して対応する関係であると再度指摘した上で、両岸間の平和取決めについては、台湾社会は同取決めに直面する覚悟をまだ持っておらず、現段階に同取決めを検討する必要はない旨表明。 (10)両岸の学者らによる、本件に対するそれぞれの見方。 (11)野党による本件に対する批判が続々。 (12)王金平・立法院長は4日、朱主席の「朱習会談」でのパフォーマンスを称賛した上で、中国に対し、台湾による国際組織と地域経済統合への参与に協力するよう促した。 (13)『AP通信社』~「台湾政党の指導者による、中国との最終的な統一が確認された」を題した記事で、「朱習会談」は国共両党の和解の一部であると指摘。 (14)楊偉中・国民党スポークスマンは、右を受け、事実に一致していない報道であると否定した。
エディタV2