台湾月報

年月日	2014/11/30
分類	両岸関係
記事	2014年の統一地方選挙実施関連
掲載紙、掲載面	聯19、時24、自2
備考	（１）馬曉光・中国国務院台湾事務弁公室報道官は29日、同日実施された統一地方選挙結果について、「注目している」と述べると共に、両岸同胞が両岸関係の得難い成果を大切にし、両岸関係の平和的な発展を共同で守り、推進し続けるよう望む旨表明。 （２）周志懐・中国社会科学院台湾研究所長は、国民党が今回の選挙で惨敗したとしても、2016年の総統選挙とは異なるものであり、中国は依然として既定の対台政策の方針に従い、両岸関係の平和的な発展を推進する旨表明。また、圧倒的勝利を収めた民進党に対し、両岸政策を調整してより一層積極的な態度で両岸関係を対処するよう呼びかけた。 （３）一部台商は、今回の選挙結果が両岸関係に衝撃を与える可能性を懸念。 （４）一方、上海市の台湾事務関係者は、仮に次期台北市長に当選した柯文哲氏が「92年コンセンサス」を認めない場合、台北と上海による「双城フォーラム」の開催は中止となり、また2016年の総統選挙前の柯文哲氏の訪中も困難であると指摘。 （５）一部中国学者は、民進党は今回の選挙結果を喜んでばかりはいられず、いずれにせよ同党は両岸の議題に向き合わねばならないと指摘。